食べていることが自分のいのちの歩み
1日に朝・昼・晩の3食を食事の機会とするのが日本の定番です。料理をしたり、食べに行ったり、1日に3回は食べるために動いている人が多いはずです。1食でも食べずにいるとお腹が減ってしまい、人は食べなければ生きていけないと感じてしまうわけですが、そういうことを考えると誰もが身体を維持するために栄養が必要だからだとか、食べる楽しみがあった方が良いからだとかいう話をします。そのように、食べることを「身体を維持するため」の手段として、または、食べることを「楽しむ」手段として考える人が多いかと思います。大師匠(余語翠巌)が言うには「食べていることが自分のいのちの歩みなのです。どの一歩もゆるがせにできないもの...