随聞記
内弟子生活をしている時は毎朝休みなく朝課(朝のお経)を水野梅秀師匠と2人で行っていました。大本山の總持寺や永平寺では5時や6時に始まるような行事ですが、境内は住宅地から程近いということもあり、7時開始です。お経を始める前に、整理整頓をしてロウソクに点火、その火で線香を決まった本数つけて香炉に決まった本数を立てていく。7時からお経が始められるよう、準備を整えていき5分前くらいに殿鐘を打ち出す。準備が整いましたとお師匠さんに知らせる鐘を等間隔で鳴らす。これを殿鐘三会(でんしょうさんえ)と言うんですが、2人だけでもやっていました。一会目、二会目の打ち上げの合図はお師匠さんが袈裟を付ける合間に行ってい...