婆修盤頭 ばしゅばんず Vasubandhu ヴァスバンドゥ 世親 天親
闍夜多に就いて嗣法。第21祖。
弟子には摩拏羅がいる。
インド西北部にあったガンダーラ国(現在のパキスタン、ペシャーワル地方)のバラモンの家系に生まれました。父の名はカウシカ(Kauśika、憍尸迦)、母の名はヴィリンチ(Viriñci、比隣持)。実の兄は無著。
サンスクリット名である「ヴァスバンドゥ」の音写で婆修盤頭、婆薮般豆、婆薮般頭と記述されることがありますが、一般的には意訳された世親、天親も知られた名前です。唯識思想を大成し、以降の仏教において大きな潮流となりました。著作には『阿毘達磨倶舎論』『唯識二十論』『唯識三十頌』『浄土論』他多数。
生誕 300年頃
命日 400年頃