峨山韶碩 がさんしょうせき
峨山紹碩という記載もある
瑩山紹瑾和尚に就いて嗣法。第55祖。日本曹洞宗第5祖。
弟子には通幻寂霊等多数いる。
總持寺2世。
石川県 永光寺4世。伝灯院4世。
福井県 龍澤寺開山。
生誕 建治元年(1275年)
命日 正平21年/貞治5年10月20日(1366年11月23日)
總持寺を維持し発展させるために住職を一定期間で交代させる「輪住制」を確立。
總持寺の住職として42年間勤め、曹洞宗の教えを全国に展開する基盤を形成した。
「五哲(五院)」あるいは「二十五哲」と呼ばれた多くの優れた門弟を育成。
「五哲(五院)」とは、太源宗真(普蔵院)、通幻寂霊(妙高庵)、無端祖環(洞川庵)、大徹宗令(伝法庵)、実峰良秀(如意庵)の5名で、それぞれ塔頭寺院を開かせ總持寺住職はこの五院住職の輪番とした。
「峨山二十五哲」とは、無底良韶、太源宗真、順正、無蔵浄韶、無際純証、浄智、太山如元、暁心、普天暁雲、無外円照、通幻寂霊、無等恵崇、月泉良印、無極尊祐、無端祖環、道叟道愛、源翁心昭、祖山良崇、大徹宗令、大方韶勲、実峰良秀、良覚、竹堂了源、竺源超西、祖一阿岸の25名。
峨山道
峨山は毎日未明に永光寺の朝課をすますと、13里(約52km)の山道を通って總持寺に向かい朝課を勤めたという伝説がある。この山道を「峨山道」と呼ぶ。總持寺では大悲心陀羅尼を一音ずつ長く引いて読む「大悲真読」と呼ぶ諷経法があるが、これは永光寺からやってくる峨山を待つために始められたともいう。