師匠の命日

投稿日:2024年8月9日 更新日:

8月9日は師匠の命日です。
私がインドに3年間の予定で移住した一週間後に亡くなりました。
その滞在中にインド・クシナガラにも記念碑(お墓)が建てられ、
お盆にはその場所へお墓参りにも行きました。

大酒飲みで、大ぼら吹きで、ケチで、それでも何か憎めない、
人をやる気にさせる言葉を知っていて、
曹洞宗寺院の住職でありながら、
組織をまとめるのが上手で、会社も、NGOも、NPOもつくり、
その実績は私が語るよりも、関係者の心に生きていることでしょう。

私は包括法人としての曹洞宗からは離れたいという意志を通したので、
師匠には多少なりとも迷惑をかけたかもしれません。
現代の寺院のあり方、多くの僧侶の行いに関しての疑問について、
師匠と同じ気持ちを共有していたので、
師匠は私の一番の理解者でもありました。

それでも弟子が勝手なことをして・・・と表向きには言っていたと思います。
師匠がその師匠が出来ないことをしようとしたように、
私も師匠が出来ないようなことを選んで生きているのかもしれません。

合掌

-水野梅秀



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