「 公衆衛生学 」 一覧

第二水俣病(新潟水俣病)は、新潟県阿賀野川流域で、メチル水銀化合物が原因で発生しました。

メチル水銀は工場汚染水から魚などに蓄積し、それを食した人体に蓄積することで中毒症状がでます。

適度な身体活動・運動は、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の発症リスクを低減する効果があります。

定期的な運動は、血圧を正常範囲に保ち、血管の柔軟性を高めることができます。また、運動によって血糖値のコントロールが改善され、糖尿病の発症リスクが低減します。

溶存酸素量(DO)は採取した水に大気中の酸素がどれだけの濃度で溶け込んでいるかを知ることができる値です。

水中の生物や微生物も酸素を必要としており、溶存酸素量が少なくなると活動が滞り、生物や微生物の腐敗などが進みやすくなり自然浄化作用の機能が働かなくなります。

感染症は、感染源、感染経路、宿主の3つの要因がそろうことで成立します。

感染症対策によって、要因のうちのどれかを取り除き感染症を予防します。 ①感染源対策 ・感染症の原因に近づかない 患者の隔離、嘔吐物、排泄物、血液など感染症の原因となる可能性のものに、素手で触らない ・ ...

母子健康手帳は保健指導時に重要な資料として利用されます。母子健康手帳は妊娠した者がすみやかに妊娠の届け出をすることになっています。また、母子健康手帳は妊娠や出産、育児を通じて母子の一貫した健康記録です。

イタイイタイ病は、富山県の神通川流域で、カドミウムが原因で発生しました。

カドミウムは亜鉛と似た物質です。体内に腎臓に蓄積することで、人体に被害をもたらします。

ワイル病は、チフスとも呼ばれる疾病であり、フライなどの昆虫が感染した食物を介して感染しますが、ハエを介して伝播することはありません。

生物化学的酸素要求量(BOD)は最も一般的な水質指数で、水中の有機物を微生物が分解するために必要とする酸素量です。

この生物化学的酸素要求量の数値が高ければ、微生物が多くの酸素を消費して水中の有機物を分解していることになり、その結果、水中の有機物が多いことを意味しており水質汚濁が進んでいることになります。

光化学オキシダントの原因物質は、窒素酸化物、炭化水素です。

工場の煙や自動車の排気ガスなどに含まれている窒素酸化物や炭化水素が、 太陽からの紫外線を受ると光化学反応を起こし、オゾンを主成分とし、 パーオキシアセチルナイトレートなどが生成されます。 これらの酸化 ...

疾病の予防活動で一次予防に位置づけられる方策として健康増進・疾病リスクの低減があります。

疾病の予防活動は発病の阻止だけを意味するものではなく、疾病の進行段階における予防活動全体も含まれます。 早期発見や早期治療は疾病予防活動の二次予防に入ります。 重症化予防は特定保健指導の対象者を増やさ ...



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