いちごはビタミンCが豊富である他、抗酸化物質として知られるポリフェノールの一種であるアントシアニンや抗癌作用のあるエラグ酸を含んでいます。いちごとして食べる部分は花托の発達したもので、表面の粒々がそれぞれ果実を構成しているという特徴があります。好光性種子。
栽培記録(2025年)
今回は親株用イチゴ苗(紅ほっぺ)の苗木1つを使い水耕栽培を行ないます。
「紅ほっぺ」の品種名は、果皮色が鮮紅色であることに加え、果心部まで赤いことと、ほっぺが落ちるほどのコクのある食味であることを表していると共に、親しみを持たれることを願って命名されたとのことです。
2025年4月7日 浸水(1日目)・・・小雨時々曇 最高15℃/最低3℃(栽培地の気象台発表のもの)
8ℓ容量のバケツに7ℓほど溶液を張り、根の下半分が浸かるほどの位置に固定。(ハイポニカ1ml/水500mlの割合で希釈した溶液)
2025年4月22日 朝、いちごの葉には美しい水滴が!
2025年4月28日 現在、ランナーが4本確認できます。親株用イチゴ苗なので果実は期待していませんが、越冬どうしようかと今から思案しています。
2025年5月9日(33日目) ネットに入れていますが、元気に育っています。先週にアブラムシのような黒い小さい虫を葉の裏で複数確認。苗屋さんにサービスでもらった虫よけ液を噴射したものの、完全には駆逐できずにいます。
2025年5月12日(36日目) ご覧のように立派な根をしています。しかし、溶液が3分の1程まで減っていました。約1ヶ月、溶液は放置していたので、容器を洗い、新しい溶液に交換しました。
溶液が減っていたからか、葉の一部が黒くなっていたので、バケツの中を覗き込んだ次第です。
アブラムシ対策に気を取られて、溶液の補充に気が回らなかったという訳です。
2025年5月17日(38日目) ベニカXファイン散布
お酢を薄めたものの噴霧でもアブラムシ対策の効果がなかったため、ベニカXファインという農薬を散布しました。ちなみに、他の野菜からは離れた場所、かつ、風下で散布しました。
アブラムシへの効果が約1か月持続するという情報を知り、藁をもすがる思いで購入しました。ネオニコチノイド系の殺虫剤で、昆虫の神経系に作用し駆除するものなのだとか。人体への影響は少ないと言われますが、大量摂取するとめまいや吐き気を引き起こす可能性もあるそうです。マスクして、散布後には手洗いもしました。
ベニカXファインは年間で4回まで使用できます。使用回数を守らないと、植物に薬害が発生するリスクがあり、特に真夏の高温時期や直射日光の強い時間帯に散布すると、葉に薬害が出る可能性が高くなります。
散布後に雨が降る予報がある場合や、散布直後に水やりをすると薬剤が流れてしまうので、散布する時期はよく考えた方が良いそうです。
次に散布するかどうかは6月下旬に判断したいと思います。
2025年5月19日(40日目) 農薬の威力は歴然ですね。アブラムシの死骸のみ残っていたため、ダイソーで買って来た300円の農業用スプレーで水を噴射して株を洗浄しました。
ランナーが多数あるため、家の中での管理は難しいとも思うので、外で何とか上手く世話をしたいと思います。
2025年5月20日(41日目) 花芽らしきものが出現。親株用の苗を買ったので、花や実は期待していなかったのですが、生育が順調だということでしょうか!?
せっかくなので、花が見たいですね!!
2025年5月21日(42日目) 開花。展開が早すぎる!?これは嬉しい誤算です。
2025年5月27日(48日目) 容器を洗い、溶液を全量交換しました。
2025年5月29日(50日目) 人工授粉を試みてみました。
当初は虫とか、風とか、自然に何とかなるのではと思っていたのですが、どうせならちゃんとした、ここでも紹介できるようないちごの実を付けて見たいと思うようになりました。
耳かきのフワフワで雄しべの花粉をポンポンして雌しべに付けてみました。あまり花粉も付いた感じがしなかったので、微妙です。
2025年5月31日(52日目) 晴れた日の朝か夕方(仕事の時間による)に耳かきのフワフワでポンポンしようと思います。
2025年6月1日(53日目) 養液を覗くと少し減っていたのと、油膜が若干ありました。
ランナーを出し生長している時期、いわゆる葉や茎、根の栄養生長ではサラサラの養液だったのが、花をつけ出して以降の、発蕾(はつらい)、開花、結実といった生殖生長に切り替わってから油膜を初めて確認したように感じます。
養液は全量交換しました。
2025年6月2日(54日目) ランナーの整理は何もしていないのですが、こんな感じにワサワサしています。