ダイズ(大豆)の未成熟の果実を若採りしたものを枝豆といいます。ただし、枝豆向きの品種を成熟させて大豆として収穫することは、種子を得る場合を除き、通常は行われていないので注意ですね。
大豆の起源は東アジアで、枝豆は日本や中国では大豆の代表的な食べ方の一つです。大豆にはないビタミンCを多く含んでいるのが特徴です。
栄養素
生の枝豆には可食部100gあたり、熱量は135キロカロリー、水分は約71%含まれ、残りはタンパク質11.7 g、炭水化物8.8 g、脂質6.2 g、灰分1.6 gが含まれます。
大豆と同様に栄養価が高く、植物性タンパク質や脂質、ビタミンE、食物繊維、カルシウム、鉄分が含まれ、ビタミンB1・B2は野菜の中では特に多く、大豆にはないカロテン、ビタミンC、カリウムも豊富に含まれています。
サヤごと茹でることによって、これらの栄養素の流出を防ぐことができるので、新鮮なうちにサヤごと塩茹でにしておけば、枝豆が本来持つ旨さや栄養を維持できます。ビタミンB1を多く含んでいるので、新陳代謝を活発にして夏バテを防ぎ、アルコールの分解を促進して悪酔いを軽減し肝臓を守る働きもすると言われます。また、枝豆に含まれるアミノ酸の一種であるメオチニンもアルコールから肝臓や腎臓を守る働きがあります。
大豆の未熟果には、他の野菜ではあまり見られないサポニンやレシチン、イソフラボンなどの大豆特有の成分を持っていて、サポニンは血液中のコレステロール値を下げ、レシチンは細胞の活性化に役立ち、内臓や神経を若々しく保つのに必要な成分と言われています。イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすることが知られているようです。
栽培記録(2025年)
アタリヤの「あまーい枝豆 食味抜群の湯あがり娘 茶豆風味で濃厚な甘味」を使い水耕栽培を行ないます。
大さやでさや割れがなく3粒さや率が多い品種だそうです。
白色で丸い形でした。水に浸けるとより楕円形になりました。
・発芽適温 20~30℃前後(嫌光性種子)
・発芽日数 約7日
・栽培日数 75~85日(商品説明を参考)
・まきどきは4~7月。開花後30日頃、さやがまだ青く、大部分が充実してきたら収穫します。
2025年5月15日 種まき(1日目)
4晩水に浸けてから種まきしました。白い種に多く水が含まれ、根が浮き出て来たので種まきしてみました。