曹洞宗 正伝の仏法

曹洞宗に関わる重要人物や正法眼蔵について更新しています。

正伝の仏法

正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)

投稿日:2020年9月24日 更新日:

正法眼蔵とは、道元禅師が1231(寛喜3)年8月に最初の巻である『弁道話』をあらわされた後、23年間にわたりまとめ説かれたもので、最終巻は示寂の年1253(建長5)年1月に完成した『八大人覚』の巻です。

その題名が示すように、釈尊から歴代の祖師をつうじて受け継いだ正しい教法の眼目をあますところなく収蔵して提示しようとした書物ということができます。その内容の多くは、道元禅師の深い悟りの境涯を、禅師独特の語法で説示した高度なもので、現代においても、日本の生んだ最高の宗教思想書とも評され、世界的にも高い評価がなされており、特に曹洞宗における根本的な聖典です。

一般的には95巻とされていますが、それは道元禅師には最終的に100巻として仕上げる構想があったところから、のちに弟子たちがその意をくんで、1690(元禄3)年に編集したものです。道元禅師自身には、自ら編集された75巻と12巻の新草とがあり、その他の巻と合わせてあらためて体系的に組織化していく意図がありましたが、思いなかばに示寂してしまい、それを果たすことができなかったといわれます。そのように伝承の過程で60巻本や28巻本なども存在しています。

正法眼蔵は岩波文庫シリーズなどで出版(水野弥穂子 校注・全4巻)されているので、手に入りやすいです。1939年に出版(現在は絶版)された岩波文庫の衛藤即応校注『正法眼蔵』(全3巻)には大師匠(余語翠巌)も一緒に編集しており、どこかのページに名を連ねていたと記憶します。一般的には難解で理解しがたい内容だとされていますが、よく読んでいくと分かってくるものです。はじめからあきらめるのではなく、挑戦してみてはいかがでしょうか。各巻の題名が下の一覧です。

正法眼蔵について
    【弁道話】(べんどうわ)
    75巻本
    1【現成公案】(げんじょうこうあん)
    2【摩訶般若波羅蜜】(まかはんにゃはらみつ)
    3【仏性】(ぶっしょう)
    4【身心学道】(しんじんがくどう)
    5【即心是仏】(そくしんぜぶつ)
    6【行仏威儀】(ぎょうぶついいぎ)
    7【一顆明珠】(いっかみょうじゅ)
    8【心不可得】(しんふかとく)
    9【古仏心】(こぶつしん)
    10【大悟】(たいご)
    11【坐禅儀】(ざぜんぎ)
    12【坐禅箴】(ざぜんしん)
    13【海印三昧】(かいいんざんまい)
    14【空華】(くうげ)
    15【光明】(こうみょう)
    16【行持 上・下】(ぎょうじ)
    17【恁麼】(いんも)
    18【観音】(かんのん)
    19【古鏡】(こきょう)
    20【有時】(うじ)
    21【授記】(じゅき)
    22【全機】(ぜんき)
    23【都機】(つき)
    24【画餅】(がべい)
    25【渓声山色】(けいせいさんしょく)
    26【仏向上事】(ぶっこうじょうじ)
    27【夢中説夢】(むちゅうせつむ)
    28【礼拝得髄】(らいはいとくずい)
    29【山水経】(さんすいきょう)
    30【看経】(かんぎん)
    31【諸悪莫作】(しょあくまくさ)
    32【伝衣】(でんえ)
    33【道得】(どうて)
    34【仏教】(ぶっきょう)
    35【神通】(じんづう)
    36【阿羅漢】(あらかん)
    37【春秋】(しゅんじゅう)
    38【葛藤】(かっとう)
    39【嗣書】(ししょ)
    40【柏樹子】(はくじゅし)
    41【三界唯心】(さんがいゆいしん)
    42【説心説性】(せっしんせっしょう)
    43【諸法実相】(しょほうじっそう)
    44【仏道】(ぶつどう)
    45【蜜語】(みつご)
    46【無情説法】(むじょうせっぽう)
    47【仏経】(ぶっきょう)
    48【法性】(ほっしょう)
    49【陀羅尼】(だらに)
    50【洗面】(せんめん)
    51【面授】(めんじゅ)
    52【仏祖】(ぶっそ)
    53【梅華】(ばいか)
    54【洗浄】(せんじょう)
    55【十方】(じっぽう)
    56【見仏】(けんぶつ)
    57【遍参】(へんざん)
    58【眼睛】(がんぜい)
    59【家常】(かじょう)
    60【三十七品菩提分法】(さんじゅうしちほんぼだいぶんぽう)
    61【龍吟】(りゅうぎん)
    62【祖師西来意】(そしせいらいい)
    63【発菩提心】(ほつぼだいしん)
    64【優曇華】(うどんげ)
    65【如来全身】(にょらいぜんしん)
    66【三昧王三昧】(ざんまいおうざんまい)
    67【転法輪】(てんぼうりん)
    68【大修行】(だいしゅぎょう)
    69【自証三昧】(じしょうざんまい)
    70【虚空】(こくう)
    71【鉢盂】(ほう)
    72【安居】(あんご)
    73【他心通】(たしんつう)
    74【王索仙陀婆】(おうさくせんだば)
    75【出家】(しゅっけ)
    12巻本
    1【出家功徳】(しゅっけくどく)
    2【受戒】(じゅかい)
    3【袈裟功徳】(けさくどく)
    4【発菩提心】(ほつぼだいしん)
    5【供養諸仏】(くようしょぶつ)
    6【帰依仏法僧】(きえぶっぽうそう)
    7【深信因果】(じんしんいんが)
    8【三時業】(さんじごう)
    9【四馬】(しめ)
    10【四禅比丘】(しぜんびく)
    11【一百八法明門】(いっぴゃくはちほうみょうもん)
    12【八大人覚】(はちだいにんがく)
    別巻
    1【菩提薩埵四摂法】(ぼだいさったししょうぼう)
    2【法華転法華】(ほっけてんほっけ)
    3【唯仏与仏】(ゆいぶつよぶつ)
    4【生死】(しょうじ)
    5【道心】(どうしん)
    その他
    1【心不可得】(しんふかとく)
    2【重雲堂式】(じゅうんどうしき)
    3【示庫院文】(じくいんもん)

『正法眼蔵』(寺院センター)の情報と共有し、書き加えた内容でお届けしています。

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