buddhism

典座教訓の実践/調理理論

蒸し物について

・蒸し物は、煮物よりも栄養素の損失が少ないとされています。蒸し物は直接水に触れずに調理されるため、栄養素が水溶性であっても流出しにくい傾向があります。調理方法や具体的な食材によって損失の程度は異なります。・蒸し物は、湯が沸騰し、蒸気が立って...
典座教訓の実践/調理理論

お茶の入れ方、茶葉について

茶葉には非発酵茶と半発酵茶、発酵茶、後発酵茶があります。お茶の入れ方は茶葉の種類により、湯の適正温度が異なります。・非発酵茶発酵せずに作るお茶です。緑茶(煎茶、玉露、ほうじ茶、番茶、抹茶)。番茶をいれる時に100℃のお湯を使うのは、温度の高...
典座教訓の実践/調理理論

かきたま汁について

かきたま汁はシンプルでありながら、調理技術によって仕上がりが変わってくる料理です。かきたま汁は、醤油や塩で調味しただしに片栗粉もしくは葛粉を加えてとろみをつけ、汁が沸騰させた状態で溶き卵を糸をたらすように加えて作ります。・汁は吸い物のだしで...
典座教訓の実践/調理理論

寒天ゼリーについて

・寒天の原料は天草(テングサ)やオゴノリなどの紅藻類です。・寒天で作る牛乳かんの寒天濃度は、7~8%です。牛乳に含まれるたんぱく質や脂質は、寒天のゲルを阻害する働きがあるため、食感が柔らかくなります。・寒天は高温で再加熱すると再度溶解します...
典座教訓の実践/調理理論

電磁調理器(IH調理器)について

電磁調理器は、電磁コイルで発生した磁力線が金属製の鍋底を通る際に発熱します。コンロ自体は発熱しません。熱効率は約90%で、ガスコンロや電子レンジよりも熱効率が高いです。・電磁調理器で使用できるのは金属製の鍋です。ほうろう鍋は金属製の鍋をガラ...
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小麦粉菓子類の生地に関する記述

・「クッキー」生地の焼き色は、アミノカルボニル反応によって褐変したものです。アミノカルボニル反応(メイラード反応)は、たんぱく質やアミノ酸、ブドウ糖や麦芽糖などの糖類を一緒に加熱した時に起こる現象です。焼き菓子、かば焼き、しょうゆの褐色は、...
典座教訓の実践/調理理論

魚介類の調理性について

・「さけ」は、白身魚に分類されます。さけが赤いのは、アスタキサンチンという色素によるものです。「赤身魚」か「白身魚」かは、筋肉中の血色素である、ミオグロビンの含有量により分類されます。・「皮霜作り」とは、「たい」などの皮目に熱湯をかけた後、...
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肉類の軟化、肉の下処理について

肉類を軟化させる方法は様々で、お肉の種類に合わせた方法で使い分けます。肉質をやわらかく、おいしく調理するために軟化効果が高い食材や調味料を加えます。また、肉をたたき、繊維を崩す方法もあります。・すね肉は長時間加熱する煮込み料理で使うとコラー...
典座教訓の実践/調理理論

チーズの調理について

チーズの種類には大きく分けて「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」があります。・ナチュラルチーズは、牛乳に酵素などを加えて凝固させ、ホエイ(乳清)の一部を除去したもので加熱処理していないもの。ナチュラルチーズは加熱処理されていないので、乳...
典座教訓の実践/調理理論

加工米の種類に関する記述

・無洗米は普通精米後にぬか除去処理をした米なので、洗米せず炊飯することができます。無洗米は、米の表面についているぬかを完全に除去した米です。普通の精白米は表面にぬかが少し残っているので、洗米して取り除いてから炊飯する必要があります。無洗米は...