細菌性およびウイルス性食中毒は飲食物に食中毒を引き起こす細菌が付着していたり、汚染された飲食物を摂取したときに腹痛や嘔吐、下痢、発熱などの症状を引き起こす病気です。
・サルモネラ属菌による食中毒の潜伏期間は6~72時間程度です。サルモネラ属菌は感染症で食肉や加工品、鶏肉料理、レバーなどが原因と言われ、急激な発熱が特徴で、腹痛や下痢、嘔吐の症状が起こります。・ノロウイルスは、乾物である海苔などからでも感染が起ります。ノロウイルスは乾燥に非常に強く、気温にも左右されますが、1カ月以上存在する可能性があります。そのため、乾物を扱う場合でもしっかりとした衛生対策を行う必要があります。・黄色ブドウ球菌に存在するエンテロトキシンと呼ばれる毒素は、加熱処理や煮沸処理でも破壊されず、不活性化しません。黄色ブドウ球菌は毒素型で、たんぱく質に富んだ食品に多く、あん類やシューク...