アニサキスは「イカ、サバなどの海産魚介類」に寄生しています。生食すると主に胃に感染し、激しい腹痛を引き起こします。
アニサキスは冷凍すると死滅しますが、近年は魚の輸送技術が進み、冷凍しない新鮮な魚が生食できるようになったことから、魚の生食によるアニサキス症が増えているといわれています。アニサキスが寄生するのはサバ・イカ・アジ・タラなどの魚介類です。アニサキスは幼虫が消化管に感染し、消化管以外の場所に寄生することはありません。アニサキス症では、幼虫が胃壁や腸壁に噛みつくことで激しい腹痛を引き起こします。アニサキスは加熱または冷凍することで死滅させることができます。アニサキスは、−20℃で24時間以上の冷凍で死滅します。わさびやしょうゆ、酢で死滅させることも目視で取り除くこともできません。