体脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があり、男性は男性ホルモンの影響で中年期以降に内臓脂肪がつきやすくなります。女性は皮下脂肪の方がつきやすくなっています。
内臓脂肪が過剰に増えると、血圧、血糖値、中性脂肪が増え、高血圧、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高めてしまいます。肥満の定義、肥満の種類、生活習慣病との関係を把握しておきましょう。肥満の定義としては、体重が重いだけでは正しくありません。正しくは、脂肪が過剰に蓄積していて、かつ、BMI(体格指数)が25以上になっていることです。(日本肥満学会による肥満の定義)BMIは 体重(kg)÷身長(m)の2乗 のことです。内臓脂肪型肥満は、内臓の周りに脂肪が蓄積するタイプの肥満です。特に腸の周りにつきやすく、腹囲が大きくなるのが特徴です。内臓脂肪は男性ホルモンの分泌に影響を受けており、若い時はホ...