増殖に酸素を必要とする「好気性」と、増殖に酸素を必要としない「嫌気性」があります。

投稿日:2020年10月15日 更新日:

好気性菌:酸素がある環境で増殖する
微好気性菌:酸素が必要、かつ、酸素が低濃度の環境で増殖する
通性嫌気性菌:酸素があってもなくても増殖する
偏性嫌気性菌:酸素がない環境で増殖する

・カンピロバクターは「微好気性菌」です。
カンピロバクターは酸素がないと生きられないので「好気性」に分類されますが、酸素濃度が高くても増殖できません。酸素濃度の低い状態で増殖する、酸素が少量ある環境で生きられるという少し特殊な「微好気性細菌」に分類されます。

・大腸菌は「通性嫌気性菌」です。

・かびは基本的に酸素がないと増殖できない「好気性」の微生物です。

・ボツリヌス菌は酸素があると生きられない「偏性嫌気性菌」です。
そのため、真空パックのような無酸素の環境で、ボツリヌス菌による食中毒が起こることがあります。
まず、嫌気性菌ときたら「ボツリヌス菌」が代表的です。
このような食中毒は「食品内毒素型食中毒」とも呼ばれます。

・ウェルシュ菌は「偏性嫌気性菌」です。

-典座教訓の実践/食品衛生学
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