キモシン(レンニン)は、チーズなどの乳製品を作るときに使用されます。牛乳の「カゼイン」に働いて凝固させます。
牛乳のミルクプロテインは約80%がカゼイン、約20%が乳清たんぱく質(ホエイプロテイン)です。乳清たんぱく質は、酸(酢)を入れると、固まらないで上澄みになるものです。乳脂肪は、「乳清たんぱく質」に脂肪球などが吸着したものです。牛乳の脂肪は、牛乳に溶けているのではなく、脂肪球という、薄い膜に包まれた小さな粒のかたちで分散しています。ホモ牛乳は、人工的に脂肪球を均質化させた牛乳です。均質化することをホモジナイズといいます。脂肪球が浮いてこないので、均一な味わいです。脂肪球、たんぱく質が細かくなるので、消化吸収がよくなります。無脂肪牛乳は、生乳から脂肪分を取り除いたものです。「無脂肪牛乳」に分類され...