食物アレルギーは、本来、身体にとって栄養になるはずの食物に対して過剰な免疫反応が起こり、じんましん、嘔吐、下痢、湿疹、アナフィラキシーなどの症状が起こることです。その原因となる物質をアレルゲンといいます。
食物アレルギー患者がアレルゲンの摂取によってアレルギー症状を呈した場合には、命の危険に関わるほど重篤となることがあります。そのため、食品表示法では、食物アレルギー患者の健康危害防止を目的として「特定原材料」を表示することを義務付けています。特定原材料はアレルギー物質として表示が義務付けられています。「特定原材料」の8品目は、卵、乳、小麦、そば、 落花生(ピーナッツ)、くるみ、えび、かに表示を推奨する20品目を加え、合わせて28品目が「特定原材料等」として規定されています。食物アレルギー表示推奨品目(特定原材料に準ずるもの)の20品目は、アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ...