「健康日本21」は厚生労働省が2000年に健康寿命の延伸を目的として始められた国民健康づくり運動です。

投稿日:2020年10月12日 更新日:

ここでは、2013年から開始された「健康日本21(第二次)」の内容についてまとめています。

国民健康づくり運動である「健康日本21」では平均寿命の延伸と健康格差の解消を目指しています。
国民の健康作りの為、自己管理能力の向上、専門家などによる支援、保健所など公共機関による情報管理と普及啓発の推進の3つを柱とする対策を行い、健康に関する情報提供と、環境整備を行っています。

健康日本21の目的の中には、生活習慣病の予防があります。その大きな原因である生活習慣を改善する為、早期発見、早期治療という二次予防にとどまらず、疾病の発生を防ぐ一次予防に重点対策を置いています。

健康日本21の中には、「栄養・食生活」の項目があり、国民の食生活管理にも焦点を置いています。しかし、食料の確保および増産ではなく、摂取する食の内容を管理しています。

「健康日本21(第二次)」には、身体活動・運動に関する項目が設定され、それぞれ目標が掲げられていることが事実ではありますが、その目標は身体活動・運動の促進や健康増進を目指すものであり、目標が掲げられているだけでなく、具体的な行動計画や取り組みも示されています。

適度な身体活動・運動は心肺機能や代謝を向上させる効果があります。
有酸素運動は心臓や肺の機能を向上させ、筋肉の力や持久力を高めます。
また、運動によって血液の循環が良くなり、体内の代謝も活発化します。

-典座教訓の実践/公衆衛生学
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