みりんの調理特性について

投稿日:2020年10月16日 更新日:

・本みりんとみりん風調味料は、アルコール度数が異なります。本みりんは14%程度、みりん風調味料は1%未満です。

・本みりんは、お米からできたお酒で、麹菌かお米の甘さを引き出したものです。なお、本みりんはアルコールとその他の約50%が糖なので常温保存しても腐りません。

・みりん風調味料は、みりんの製造過程に用いられるアルコールの代わりに、水あめやグルコースを用いて作られており、アルコールがほとんど含まれていません。

・みりんの甘味の主成分は、グルコース(ブドウ糖)やオリゴ糖など、二糖類、三糖類など多種類の糖類で構成されています。

・煮切りみりんとは、加熱沸騰させた後、使用するものをいいます。「煮切る」(にきる)とは、酒やみりんを加熱してアルコール分を飛ばすことです。煮切ることでアルコール臭が消え、料理の味を損ねずに酒やみりんを使うことができます。

・みりん単独で使用しても照りやツヤを出すことができます。みりんに含まれる糖類が食材の表面に膜を張り、美味しそうな照りやツヤを出します。また、味の染み込みや煮崩れ防止にも役立ちます。

-典座教訓の実践/調理理論
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