2種類以上の味が混ざった時に生まれる作用を「味の相互作用」といいます。
味の相互作用には次の3つの効果があります。
・対比効果:片方の味が他方の味を強める作用
(甘味+塩味→スイカに塩で甘味が強まる。)
(うま味+塩味→だし汁に醤油でうま味が強まる。)
(甘い汁粉+塩で甘味が引き立ち、より甘さが強まる。)
・抑制効果:2つの味が混ざった時、片方または両方の味が弱まる作用。
(苦味+甘味→コーヒーに砂糖を入れると苦味がやわらぐ。)
(合わせ酢/酢+砂糖やだしを加えることで、酢の酸味がまろやかになる。)
・相乗効果:同じ系統の味を2種類以上混ぜるとその味が強まる作用。
(かつおだしとこんぶだしを合わせると、うま味が強く感じられる。)