煮物調理について

投稿日:2020年10月16日 更新日:

煮つけ:少なめの濃い煮汁で煮て味を付ける。
含め煮:弱火で薄めの煮汁を含ませるように煮る。
煮びたし:薄めの煮汁で煮てから冷ます。
炒め煮:油で炒めてから煮汁で煮る。
煎り煮:鍋で煮汁の水分を飛ばしながら煎る。

・調味は浸透しにくい調味料を先に加え、香りを生かす場合は後に加えるようにします。
複数の調味料を別々に加える場合、分子量が大きく浸透の遅い砂糖は、食塩よりも先に加えます。
酢、しょうゆ、みそは、揮発性香気成分を含むため、加熱の最後に加えます。
さ(砂糖)、し(塩)、す(酢)、せ(しょうゆ)、そ(みそ)の順に加えるとよいと伝えられているのは、このような理由からです。

・炒め煮は、材料を油で炒めてからだし汁を加え、酒、しょうゆ、みりん、砂糖などで味付けする調理法です。
きんぴら、炒り豆腐、炒り鶏など。

・煎り煮は、鍋にごま油やサラダ油をひいて、食材を煎ってからだし汁、調味料を加えて煮る調理法です。
卯の花(おから)、ひじき、こんにゃく、しらたきなどの調理に用いられます。

・土佐煮は、土佐しょうゆまたはかつお節のうま味をきかせた煮汁で作る煮物をいいます。
味は濃い目で、具はたけのこの他にごぼうなどもよく合います。

-典座教訓の実践/調理理論
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