砂糖水溶液は加熱する温度によって状態が変化します。

投稿日:2020年10月16日 更新日:

砂糖液を煮つめ、砂糖の濃度が50%を超えると、沸点が急に上がりだし、90%では124℃にも達します。
この間にいろいろな煮つめ温度で加熱をやめて冷ますと、その煮つめ温度により、いろいろな性質の結晶や塊をつくることができます。

シロップ:無色透明な糖液。103~105℃で仕上がります。

フォンダン:白い砂糖衣。菓子パンなどにかかっている白い衣のことです。107~115℃で仕上がります。

抜絲(バースー):糸を引き、冷めると固まる。食材を揚げ、艶やかにあめかけした料理のことです。バナナやさつま芋などで作られるデザートのような料理。140℃で仕上がります。

べっこう飴:黄褐色になり、冷めると固まる。

カラメルソース:褐色になり、香ばしくなる。

カラメル:煮詰まり、濃い褐色になる。濃い褐色の砂糖液で甘みはほとんどありません。ソース、しょうゆ、コーラなどの着色料。190℃で仕上がります。

-典座教訓の実践/調理理論
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