砂糖液を煮つめ、砂糖の濃度が50%を超えると、沸点が急に上がりだし、90%では124℃にも達します。
この間にいろいろな煮つめ温度で加熱をやめて冷ますと、その煮つめ温度により、いろいろな性質の結晶や塊をつくることができます。
シロップ:無色透明な糖液。103~105℃で仕上がります。
↓
フォンダン:白い砂糖衣。菓子パンなどにかかっている白い衣のことです。107~115℃で仕上がります。
↓
抜絲(バースー):糸を引き、冷めると固まる。食材を揚げ、艶やかにあめかけした料理のことです。バナナやさつま芋などで作られるデザートのような料理。140℃で仕上がります。
↓
べっこう飴:黄褐色になり、冷めると固まる。
↓
カラメルソース:褐色になり、香ばしくなる。
↓
カラメル:煮詰まり、濃い褐色になる。濃い褐色の砂糖液で甘みはほとんどありません。ソース、しょうゆ、コーラなどの着色料。190℃で仕上がります。