・重曹(炭酸水素ナトリウム)・・・炭酸水素アンモニウムの水溶液は、加熱すると炭酸ガス(二酸化炭素)とアンモニアガスが発生します。
・塩化アンモニウム・・・塩化アンモニウムの水溶液は、加熱するとアンモニアガスが発生します。
豆腐をつくるときに豆乳を固める凝固剤、中華麺の食感や風味を出すためのかんすい、ハムやソーセージの組織の改良のための結着剤として使用されます。
・炭酸水素アンモニウム・・・加熱すると炭酸ガス(二酸化炭素)、アンモニアガスが発生します。ベーキングパウダーに使われます。
ふくらし粉として使用され、低温で多量のガスを発生させるため、高温で加熱しないとガスを発生させない重曹よりも有効なので、比較的に安価な製品によく用いられています。
別名「重炭酸」「重炭安」とも言われています。
・ベーキングパウダーはガス発生基材(重曹=炭酸水素ナトリウム)に、
ガスの発生を調整する酸性剤や調整剤(ミョウバン、酒石酸など)を添加したものです。
ベーキングパウダーを加熱すると分解されて、炭酸ナトリウムと水、炭酸ガス(二酸化炭素)が発生し、パンや焼き菓子をふくらませます。
このときに出る二酸化炭素が、細かい気泡となりスポンジケーキなどの生地を膨らませます。
酸化剤は、中和作用によってガス発生剤の分解を促進するものです。
調整剤は、アルカリ性剤でガス発生源となるものと、分散剤で膨張剤の保存性を向上するものが含まれています。