蒸し物について

投稿日:2020年10月16日 更新日:

・蒸し物は、煮物よりも栄養素の損失が少ないとされています。
蒸し物は直接水に触れずに調理されるため、栄養素が水溶性であっても流出しにくい傾向があります。
調理方法や具体的な食材によって損失の程度は異なります。

・蒸し物は、湯が沸騰し、蒸気が立ってから材料を入れます。
湯が沸騰し、蒸気が立つことで十分な熱が確保され、材料が均等に加熱されるためです。
また、蒸気が立っている状態で材料を入れることで、早く調理が始まります。

・蒸し料理における調味料追加のタイミングには、
「蒸す前」「蒸し始めてから」「蒸しおわり」があります。
どのタイミングが最適かは、料理の種類や調理法、個々の好みによります。

▶蒸す前

材料を蒸し器に入れる前に、調味料や香辛料を材料にまぶす、
または材料を調味液に浸すことがあります。
これにより、調味料が材料に浸透し、風味が染み込みます。

▶蒸し始めてから

蒸し始めてから調味料を材料に追加する方法もあります。
蒸気の中で材料が加熱される過程で、調味料が均一に混ざり合い、風味を引き出します。

▶蒸し終わりに

蒸し終わった材料に、仕上げの段階で調味料をかける方法もあります。
蒸し料理の表面に香りや味を付けることができます。

・もち米の蒸し方。

1.洗ったもち米をたっぷりの水に8~12時間程度浸水させます。
2.しっかり吸水させたら、ざるにあげて水気をきります。
3.蒸し器を用意し、水を沸騰させます。 ふきんを敷き、もち米を包みます。
4.蒸し器のふたをして、強火で25〜30分程度蒸したら完成です。

→ お餅にする場合は、めん棒などで蒸したもち米をつきます。

-典座教訓の実践/調理理論
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