酸性雨の原因は、自動車や工場から排出される硫黄酸化物や窒素酸化物です。

典座教訓の実践/公衆衛生学

酸性雨は、農作物や森林を枯らしたり、コンクリートを溶かしたり、金属に錆を発生させたりして建造物や文化財に被害を与えています。

硫黄酸化物や窒素酸化物などが上空で化学反応を起こし、酸性物質となり、それが雨雲に溶け込むことで酸性雨になります。

・硫黄酸化物(SO2,SOx)は、石油や石炭のように硫黄分を含む化石燃料が燃える時に発生する物質で、大気汚染物質の二酸化硫黄(SO2)はその代表的なものです。目には見えませんが、鼻を突くようなにおいがあり、せきやぜん息、呼吸困難を起こしたり、酸性雨となって植物を枯らしたりすることもあります。

・窒素酸化物(NOx)は、物が高い温度で燃えたときに、空気中の窒素(N)と酸素(O2)が結びついて発生する、一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)などのことです。

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