食品の洗浄は有害物を取り除き、見た目をきれいにして味を良くするために必要に応じて行います。
洗浄方法は流し洗い、もみ洗い、こすり洗い、振り洗い、撹拌洗いなどがあり、必要であればタワシやスポンジ、洗米機などを使います。
・魚の切り身は基本的に洗わずに調理します。切り身を洗うと、切った断面から魚の旨みや水分が流れてしまい、魚のおいしさが半減してしまいます。必要に応じて切り身に塩を振り、出た水分をキッチンペーパーなどでふき取ることで魚の臭みを軽減させることができます。
・豚肉の切り身は基本的に洗わずに調理します。肉を流水で洗うと肉汁まで流れてしまい、肉の美味しさが半減してしまいます。血などが気になるようであれば、キッチンペーパーなどで拭う程度にします。
・だいこん、にんじん、ごぼう、かぶなどの根菜類はくぼみなどの部分に泥や汚れが付いた状態になりやすいのでブラシなどでこすり洗いして、しっかり落とします。
・油揚げは、表面の油をある程度落とすため、45℃程度のお湯をかけて「油抜き」をしてから調理に使います。不必要な油を取り除く油抜きをすることで味がしみやすくなります。