食品や器具の殺菌消毒に関する記述

投稿日:2020年10月15日 更新日:

・煮沸消毒は、沸騰状態(100℃)の湯の中で、5分間以上煮る方法です。
ふきん、スポンジ、タオル、はし等の消毒に適しています。

・紫外線殺菌は、殺菌灯を包丁、まな板などに照射する方法で、太陽光線よりも強い殺菌効果が得られます。

・低温殺菌法は、63~65℃で30分加熱する殺菌法です。牛乳、清涼飲料水など高温にすると、風味や味、栄養成分が変わってしまう食品の殺菌に用います。
耐熱性菌や芽胞は死滅しません。

・放射線殺菌は、放射線(ガンマ線)を照射して殺菌する方法です。
放射線は表面だけでなく、内部まで透過して殺菌します。プラスチック容器などの殺菌に利用されます。食品への利用は、じゃが芋の発芽防止目的に限って認められています。

・オゾン水は、殺菌・洗浄・脱臭・漂白・酸化作用があります。
カット野菜、調理器具などの殺菌に使用されます。

・逆性石けんは普通の石けんとは違い、洗浄力はほとんどありませんが、殺菌力が非常に強いのが特徴です。
においや刺激性がなく、人に対する毒性がきわめて弱いため、主に手指の消毒薬として使用されます。ノロウイルスなどには消毒効果がありません。

・次亜塩素酸ナトリウムは殺菌料として食品添加物に指定されています。
生野菜、刺身のつま、果実の消毒、器具容器、ふきんの消毒に適しています。たんぱく質が付着していると、殺菌力が低下します。

・アルコールは100%のものよりも、約70%に薄めた溶液の方が消毒力が強いです。
アルコールは手指や器具の消毒に適しています。対象物の表面が異物で汚染されていたり、水分等がついていると、殺菌効果が弱まります。

-典座教訓の実践
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