食物アレルギーは、本来、身体にとって栄養になるはずの食物に対して過剰な免疫反応が起こり、じんましん、嘔吐、下痢、湿疹、アナフィラキシーなどの症状が起こることです。その原因となる物質をアレルゲンといいます。

投稿日:2020年10月15日 更新日:

食物アレルギー患者がアレルゲンの摂取によってアレルギー症状を呈した場合には、命の危険に関わるほど重篤となることがあります。
そのため、食品表示法では、食物アレルギー患者の健康危害防止を目的として「特定原材料」を表示することを義務付けています。

特定原材料はアレルギー物質として表示が義務付けられています。
「特定原材料」の8品目は、
卵、乳、小麦、そば、 落花生(ピーナッツ)、くるみ、えび、かに

表示を推奨する20品目を加え、合わせて28品目が「特定原材料等」として規定されています。

食物アレルギー表示推奨品目(特定原材料に準ずるもの)の20品目は、

アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・マカダミアナッツ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン(令和6年3月28日から適応)

・アナフラキシー(アナフィラキシー)は、短時間で血圧低下や意識障害を伴う「アナフィラキシーショック」におちいり、死亡に至ることもあります。そのため食後にアナフィラキシー症状がみられたら、すぐ医療機関で治療を受ける必要があります。

-典座教訓の実践/食品衛生学
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