ここでは、2013年から開始された「健康日本21(第二次)」の内容についてまとめています。
国民健康づくり運動である「健康日本21」では平均寿命の延伸と健康格差の解消を目指しています。
国民の健康作りの為、自己管理能力の向上、専門家などによる支援、保健所など公共機関による情報管理と普及啓発の推進の3つを柱とする対策を行い、健康に関する情報提供と、環境整備を行っています。
健康日本21の目的の中には、生活習慣病の予防があります。その大きな原因である生活習慣を改善する為、早期発見、早期治療という二次予防にとどまらず、疾病の発生を防ぐ一次予防に重点対策を置いています。
健康日本21の中には、「栄養・食生活」の項目があり、国民の食生活管理にも焦点を置いています。しかし、食料の確保および増産ではなく、摂取する食の内容を管理しています。
「健康日本21(第二次)」には、身体活動・運動に関する項目が設定され、それぞれ目標が掲げられていることが事実ではありますが、その目標は身体活動・運動の促進や健康増進を目指すものであり、目標が掲げられているだけでなく、具体的な行動計画や取り組みも示されています。
適度な身体活動・運動は心肺機能や代謝を向上させる効果があります。
有酸素運動は心臓や肺の機能を向上させ、筋肉の力や持久力を高めます。
また、運動によって血液の循環が良くなり、体内の代謝も活発化します。