小麦粉は、グルテンの量が多いものから、強力粉、中力粉、薄力粉と分かれています。
グルテンが多いほど粘りや弾力が出るため、それぞれ適した料理が違います。
「薄力粉」はたんぱく質含有量が低いので粘りや弾力性が出にくく、天ぷらの衣、クッキー、ケーキなどに用いられています。空気を含ませ膨らませるケーキ類に適しています。
「中力粉」は適度な粘りによるコシとやわらかさがあり、うどんなどに適しています。
「強力粉」はたんぱく質含有量が高いので粘りや弾力性が出やすく、パン、ピッツァなどの生地に用いられています。
「デュラム小麦」は普通小麦の祖先になる小麦です。デュラム小麦はたんぱく質を多く含んでおり、たんぱく質含有量が高いので粘りや弾力性が出やすく、ゆでても形が崩れないコシの強さがあり、パスタに用いられています。