高血圧症は、動脈硬化、脳血管疾患、心疾患、腎臓病等を発症させる危険因子になっています。

投稿日:2020年10月14日 更新日:

高血圧症は大きく分けて「本態性高血圧」と「二次性高血圧」とがあります。

本態性高血圧:全体の約90%を占める。生活習慣、環境、遺伝が影響して血圧が上昇する。基礎疾患といった、高血圧の原因となる特定の原因は見当たらない。

二次性高血圧:腎疾患、甲状腺疾患など高血圧を引き起こす原因が特定されている。全体の約10%にとどまる。

発症には、生活習慣だけではなく遺伝的要因も関わります。
高血圧の大半を占める「本態性高血圧」は、生活習慣、環境、遺伝などが影響して発症します。

高血圧症は、動脈硬化の危険因子です。
動脈硬化とは、血管が老化して硬くなる状態のことです。
健康な血管はしなやかで弾力性がありますが、血圧が高い状態続くと血管に負担がかかって老化が進み、血管壁が硬くなってもろくなります。
あわせて脂質異常症で血中コレステロールが増えると血管にプラークというコブができやすくなり、血管の損傷、詰まりなどを起こして、心疾患、脳疾患、腎疾患などのリスクを高めます。

高血圧症は生活習慣病のひとつです。ストレス、運動不足、加齢、塩分のとり過ぎ、肥満、血管の劣化などによって起こります。
高血圧症を予防・改善するためには、規則正しい生活を心がけると共に、食生活では塩分を控え、血圧の上昇や肥満を予防する食物繊維を摂取することが望ましいです。

野菜、いも、海藻類、豆類にはカリウム、食物繊維が豊富に含まれます。
このカリウム、食物繊維には、血圧を上昇させるナトリウムを体外に排出するはたらきがあり、積極的に摂取することは血圧上昇の抑制につながります。

-典座教訓の実践
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