体脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があり、男性は男性ホルモンの影響で中年期以降に内臓脂肪がつきやすくなります。女性は皮下脂肪の方がつきやすくなっています。

投稿日:2020年10月14日 更新日:

内臓脂肪が過剰に増えると、血圧、血糖値、中性脂肪が増え、高血圧、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高めてしまいます。
肥満の定義、肥満の種類、生活習慣病との関係を把握しておきましょう。

肥満の定義としては、体重が重いだけでは正しくありません。
正しくは、脂肪が過剰に蓄積していて、かつ、BMI(体格指数)が25以上になっていることです。(日本肥満学会による肥満の定義)
BMIは 体重(kg)÷身長(m)の2乗 のことです。

内臓脂肪型肥満は、内臓の周りに脂肪が蓄積するタイプの肥満です。
特に腸の周りにつきやすく、腹囲が大きくなるのが特徴です。
内臓脂肪は男性ホルモンの分泌に影響を受けており、若い時はホルモンの分泌量が多いので内臓脂肪がつきにくくなっています。
しかし、加齢とともに男性ホルモンの分泌量が減ってくるので中高年になると内臓脂肪が蓄積しやすくなるのです。

生活習慣病のリスクを高めるのは内臓脂肪型肥満の方です。
内臓脂肪からは血圧や血糖値などを上昇させる物質が分泌されるため、内臓脂肪が増えると高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化といった生活習慣病のリスクも高まります。

成人後の肥満は食べ過ぎや運動不足といった生活習慣の乱れが原因になっているため、食事療法によって食事の量をコントロールすれば、肥満を改善することができます。

-典座教訓の実践
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