紅茶の調理特性について

投稿日:2020年10月16日 更新日:

・紅茶に含まれる「テアフラビン」という色素は、酸性に傾くと無色になる特性を持っています。
レモンを入れると、レモンに含まれるクエン酸に反応し、紅茶の色が薄くなります。

・紅茶のクリームダウンは、アイスティーを作る時にみられる現象です。
熱い紅茶を冷却する際に、温度が下がるにつれ、紅茶の主成分であるタンニンとカフェインが結合することで、白く濁って見えることから起こります。
急冷することで、クリームダウンを防ぐことができます。

・紅茶は、沸騰直後のお湯を使用します。
ぬるかったり、熱すぎたりすると、紅茶の香気成分がよく出ないためです。
また、沸騰した湯であれば対流し、茶葉がポットの中でよく動くので、美味しい紅茶をいれることができます。
蒸らし時間は、小さな茶葉で約2~3分、大きな茶葉で約4分が目安です。

・紅茶は、発酵茶です。

不発酵茶:茶葉を発酵させないで作ったお茶(緑茶など)

半発酵茶:発酵を途中で止めて作ったお茶(ウーロン茶など)

発酵茶:茶葉を完全に発酵させたお茶(紅茶など)

-典座教訓の実践/調理理論
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