かきたま汁について

投稿日:2020年10月16日 更新日:

かきたま汁はシンプルでありながら、調理技術によって仕上がりが変わってくる料理です。

かきたま汁は、醤油や塩で調味しただしに片栗粉もしくは葛粉を加えてとろみをつけ、
汁が沸騰させた状態で溶き卵を糸をたらすように加えて作ります。

・汁は吸い物のだしで、だし汁とも言われうま味成分を抽出した液体です。
主に鰹節や昆布などが使われ、グルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸などのアミノ酸を摂取することができます。

・汁にとろみをつけるでんぷん濃度は、0.5~1.5%が目安で、デンプン濃度が低いと卵は沈み、逆に高いと卵が浮きます。

・溶き卵は、汁を調味後にでんぷんを加えとろみをつけてから、沸騰させながら糸をたらすように加えます。

-典座教訓の実践/調理理論
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