典座教訓の実践/調理理論

典座教訓の実践/調理理論

豆類の調理について

乾燥した豆は表皮が固いので、そのまま調理しても柔らかくなるまでに時間がかかります。そのため、水に浸漬して吸水・膨潤・軟化させてから調理します。(吸水に要する時間は、豆の種類、温度によっても変わります。)・大豆の初期の吸水速度は、小豆より早い...
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藻類の調理について

こんぶは、アルギン酸という不溶性の食物繊維が含まれているので繊維質が硬く、しっかりとした食感があります。そのままだと硬いのですが、酢や食塩を加えて煮るとアルギン酸が溶解するので、こんぶが柔らかく仕上がり食べやすくなります。塩こんぶや酢こんぶ...
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ゲル状食品の熱可逆性と熱不可逆性について

ゲル状食品には、熱可逆性と熱不可逆性という性質があります。熱可逆性は、加熱(または冷却)すると形状を変えるもののうち、再び冷やす(または温める)ことで凝固してゲルに戻ります。この性質はゼラチンや寒天に見られる特徴です。熱可逆性は加熱を加える...
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大量調理について

大量調理は少量調理とさまざまな条件が異なるため、少量調理にはない物理的、調理科学的な現象が起こります。たとえば、大量調理で煮物をすると、煮汁が少ないために加熱ムラができやすいほか、食材の重みでつぶれやすくなること、攪拌が必要であることが重な...
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食酢について

・ポーチドエッグでは、水中に塩や酢を加えることで、卵の熱凝固を早くします。たんぱく質は、酸や熱によって固くなる性質があります。・カリフラワーに食酢を加えることで、褐変、変色を防ぎ白くゆでることができます。・食酢は、魚などの食品の臭みを抑制す...
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小豆餡の種類について

・小豆餡(あずきあん)は、小豆を煮てつぶし、砂糖などを加えたものです。・小豆を煮てつぶしてからこし、砂糖を加えていないものを「生餡(なまあん)」といいます。・煮た小豆をつぶし、砂糖を加えたものを「練り餡」といい「つぶ練り餡」「こし練り餡」が...
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調理に用いられる器具について

調理に用いられる器具は用途に合わせた使い方があります。・フードプロセッサー・・・食材を砕く、切る、攪拌(かくはん)する電動器具。フードプロセッサーは食材を粗めに刻んだり、混ぜたり、こねる、スライス状に加工することができる調理器具です。・フー...
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食塩の作用について

食塩は使い方次第で食材の味を引き立てたり、なだめたりする相互作用の働きがあります。また、微生物などの防腐作用やぬめり取り、野菜の色を鮮やかにする効果もあり、塩蔵品なども多く作られています。・野菜に食塩を加えると、浸透圧の作用によって中の水分...
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食品素材の加熱調理時の色の変化について

食品に含まれる色素についてアスタキサンチン(赤)・・・甲殻類、サケクロロフィル系(緑)・・・葉緑素カロテン(赤、黄色)・・・緑黄色野菜、かんきつ類、とうもろこしなどアントシアン系(青、紫、赤)・・・黒豆、 なす、ブルーベリーなど・小松菜をゆ...
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こんにゃくについて

こんにゃくは、こんにゃく芋(サトイモ科・コンニャクの地下茎)に消石灰を加えて加熱し凝固させた食品です。主成分は食物繊維の一種「こんにゃくマンナン」で、こんにゃくマンナンによって独特の弾力のある食感が作られています。生のこんにゃく芋はシュウ酸...