典座教訓の実践/栄養学

ビタミンが不足すると欠乏症が起こります。ビタミンB群にはB1・B2・B6・B12・ナイアシン・葉酸があり、それぞれ特性、不足すると出る症状は異なります。

ビタミンB1⇒脚気(かっけ)ナイアシン⇒ペラグラビタミンC⇒壊血病ビタミンA⇒夜盲症ビタミンB12⇒悪性貧血・ビタミンB1は、エネルギー代謝に関与しており、糖質をエネルギーとして消費する役割を持っています。チアミンともいいます。豚肉、胚芽米...
典座教訓の実践/栄養学

油脂を構成する脂肪酸には、2重結合を持たない「飽和脂肪酸」と2重結合を持つ「不飽和脂肪酸」があります。

さらに、不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類され、多価不飽和脂肪酸にはn−3(ω3)系とn−6(ω6)系があります。n−3(ω3)系脂肪酸にはDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、α−リノレン酸が...
典座教訓の実践/栄養学

ヨウ素が欠乏すると甲状腺ホルモンの生成不足により精神発達の遅滞、甲状腺機能低下症などを引き起こす可能性があります。ヨウ素は昆布やひじきなどの海藻類に多く含まれています。

典座教訓の実践/栄養学

セレンが欠乏すると心筋症や不整脈、易感染性、貧血、筋力低下などを引き起こす可能性があります。セレンはマグロやワカサギ、イワシ、たらこ、タラ、ネギ、穀物に多く含まれています。

典座教訓の実践/栄養学

カルシウムが欠乏すると骨や歯が弱くなり、幼児では骨の発育障害を引き起こし、成長が悪くなります。カルシウムは小魚や海藻、牛乳、乳製品、根菜類、緑黄色野菜などに多く含まれています。

典座教訓の実践/栄養学

亜鉛が欠乏すると味覚障害や脱毛、貧血、口内炎などを引き起こす可能性があります。亜鉛は牡蠣やあわび、たらばがに、豚レバー、牛肉、卵などに多く含まれています。

典座教訓の実践/栄養学

ミネラル(無機質)には、主にカルシウム、亜鉛、セレン、リン、カリウム、イオウ、ナトリウム、塩素、マグネシウム、鉄、銅、ヨウ素などがあります。

生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの総称をミネラル(無機質)といいます。ミネラルは体内で合成できないため食物として摂る必要があります。不足した場合は欠乏症やさまざまな不調が発生しますが、摂りすぎた場合にも過剰症や...
典座教訓の実践/栄養学

新生児は、体内の水分重量の割合が80%あります。しかし、年齢が上がると水分重量の占める割合は徐々に減少していき、高齢者になると50%程度になります。生物の体を構成しているのは、水分と5大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミン類)です。

体水分量の1~2%を失うと喉の渇きをおぼえるようになり、5%で頭痛、10%でけいれんが起こります。また、20%の水分量を失うと死に至ります。体重に占める水分重量の割合(%)は、新生児が最も多く、年齢が上がると共に減少していきます。人は加齢に...
典座教訓の実践/栄養学

たんぱく質はアミノ酸2~3個がつながっただけという低分子のペプチドまで分解されてから吸収されます。

典座教訓の実践/栄養学

中性脂肪(トリアシルグリセロール)は、膵臓から分泌されるリパーゼによってモノアシルグリセロールと脂肪酸に分解・吸収されます。