典座教訓の実践/食品学

海藻類には昆布、わかめ、ひじき、モズク、海苔などがあり、主な成分は炭水化物で大部分が消化が悪い粘性ある多糖類です。また、ミネラル(無機質)成分にはカリウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、リン、鉄、ヨウ素などが含まれています。

海藻の大部分は消化が悪く、粘性を持つ難消化性多糖類です。(対して、消化性多糖類はでんぷんやグリコーゲンなどで、不足するとエネルギー不足により疲労感や集中力の低下が見られます。)干しこんぶの表面に見られる白色粉末はマンニットと呼ばれる甘味成分...
典座教訓の実践/食品学

食用の油脂は色々な種類があり、原料によって植物性と動物性に分けられます。主成分の中性脂肪を構成する脂肪酸の種類や含有量により性質が異なり、常温(20℃)で液体は油、固体のものを脂と呼んでいます。

動物油脂は飽和脂肪酸を多く含みます。植物油脂は一般的に不飽和脂肪酸を多く含んでいます。不飽和脂肪酸は融点が低く溶けやすいのが特徴です。不飽和脂肪酸のリノール酸などの必須脂肪酸は人の成長や発育を促し,血中コレステロールの低下、血栓予防などの働...
典座教訓の実践/食品学

発酵食品の製造は食品を発酵・熟成させて品質を高める目的で行われています。

発酵食品の製造の際に活用されている微生物を食品微生物と言います。食品微生物にはカビ類や酵母類、細菌類の3つの種類があります。かつお節はカビ類(青カビ)の食品微生物の活用によって香りづけされています。みりんはカビ類(こうじカビ)の食品微生物の...
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機能性表示食品は機能性を分かりやすく表示した商品で、消費者が商品の正しい情報を得られるように始められた制度です。

機能性表示食品は販売前に事業者が国の定めに基づき、食品の安全性や機能性に関する科学的根拠を元に必要事項を消費者庁長官に届ければ機能性を表示できます。機能性表示食品は生鮮食品を含む、すべての食品が対象です。疾病に罹患(りかん)していない者が摂...
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とうもろこしの胚乳を粉砕して作るとうもろこし粉の種類には「コーンフラワー」「コーンミール」「コーングリッツ」があります。

この中で一番粗いのは「コーングリッツ」、一番細かいのは「コーンフラワー」です。コーングリッツは食感がザラザラしていて、コーンフラワーはパウダー状でサラサラしています。
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小麦粉のたんぱく質含有量は、薄力粉 < 中力粉 < 強力粉 です。

小麦粉は、グルテンの量が多いものから、強力粉、中力粉、薄力粉と分かれています。グルテンが多いほど粘りや弾力が出るため、それぞれ適した料理が違います。「薄力粉」はたんぱく質含有量が低いので粘りや弾力性が出にくく、天ぷらの衣、クッキー、ケーキな...
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米の加工品には「上新粉」「白玉粉」「道明寺粉」などがあります。

上新粉は、うるち米を洗って水切りし、粉砕、乾燥したものです。白玉粉は、もち米を洗ってから粉砕、乾燥したものです。道明寺粉は、もち米を蒸して乾燥させてから荒く挽いたものです。
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てんさい糖、黒砂糖、和三盆が「砂糖」で、アスパルテーム、サッカリン、アセスルファムカリウム、スクラロースなどが「人工甘味料」です。

アスパルテームは、二つのアミノ酸で作られている人工甘味料です。アスパルテームは、甘味度がショ糖やぶどう糖よりも高いです。人口甘味料にはアスパルテーム、サッカリン、アセスルファムカリウム、スクラロースなどがあります。これらは「高甘度甘味料」と...
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厚揚げ(生揚げ豆腐)は、豆腐の水を切り、油脂で揚げたものです。

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焼き豆腐は、豆腐の水を切り、表面を焼いて焼き目を付けたものです。