典座教訓の実践/公衆衛生学

地域保健法では、保健所の設置、市町村保健センターの設置について定めています。保健所は、特定給食施設への指導や市町村に対する技術支援を行っています。

比較されやすい法令として、以下と区別できるようにしておきましょう。食品衛生管理者について定めているのは、「食品衛生法」です。食品衛生法では、食品衛生の範囲に、医薬部外品は含まないことなどを定めています。食育基本法では、国に食料自給率向上のた...
典座教訓の実践/公衆衛生学

水質汚濁の原因には、カドミウム、鉛などの重金属や有機水銀、 揮発性有機化合物 などがあります。

典座教訓の実践/公衆衛生学

酸性雨の原因は、自動車や工場から排出される硫黄酸化物や窒素酸化物です。

硫黄酸化物や窒素酸化物などが上空で化学反応を起こし、酸性物質となり、それが雨雲に溶け込むことで酸性雨になります。酸性雨は、農作物や森林を枯らしたり、コンクリートを溶かしたり、金属に錆を発生させたりして建造物や文化財に被害を与えています。窒素...
典座教訓の実践/公衆衛生学

フロンはオゾン層を破壊する物質です。

フロンは、人類が発明した人工物質で、1928年に、冷蔵庫などの冷媒として開発されました。現在では、オゾン層破壊の原因物質、温室効果ガスであることから、先進国を中心に、使用が制限されています。海洋汚染の原因には、海洋ゴミや工場排水、生活排水に...
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光化学オキシダントの原因物質は、窒素酸化物、炭化水素です。

工場の煙や自動車の排気ガスなどに含まれている窒素酸化物や炭化水素が、太陽からの紫外線を受ると光化学反応を起こし、オゾンを主成分とし、パーオキシアセチルナイトレートなどが生成されます。これらの酸化力の強い物質を、光化学オキシダントといいます。...
典座教訓の実践/公衆衛生学

感染症は、感染源、感染経路、宿主の3つの要因がそろうことで成立します。

感染症対策によって、要因のうちのどれかを取り除き感染症を予防します。①感染源対策・感染症の原因に近づかない患者の隔離、嘔吐物、排泄物、血液など感染症の原因となる可能性のものに、素手で触らない・感染源を取り除く(熱湯をかける、消毒液につける)...
典座教訓の実践/公衆衛生学

日本国憲法第25条では、社会権の一つである生存権を保証し、国の社会的使命について規定しています。

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。社会権には他に、教育を受ける権利、勤労権、労働基本権があります。
典座教訓の実践/公衆衛生学

生活習慣病は「長年にわたる生活習慣のゆがみの蓄積によって発症する疾病」の総称です。生活習慣病には「悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患、動脈硬化、脂質異常症、糖尿病、高血圧症」が含まれます。

生活習慣病は「長年にわたる生活習慣のゆがみの蓄積によって発症する疾病」の総称です。ちなみに、長年の生活習慣が影響して発症することから、以前は「成人病」と呼ばれていました。習慣的な食塩の過剰摂取は血圧を上昇させ、高血圧症を招きます。また、高血...
典座教訓の実践/公衆衛生学

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の測定項目。腹囲が男性85cm・女性90cm以上で、かつ、血圧、血糖値、血清脂質のうち2つ以上が基準値を超えている状態を指します。

腹囲(内臓脂肪蓄積)は、メタボリックシンドロームの測定をする時の必須項目です。腹囲が男性85㎝以上、女性90㎝以上ならば内臓脂肪の蓄積面積が基準値を超えていると診断されます。血糖値は、メタボリックシンドロームの測定項目のひとつです。空腹時血...
典座教訓の実践/公衆衛生学

「ストレスチェックの実施」といえば「労働安全衛生法」です。

労働安全衛生法では職場の健康管理を義務付けており、事業者に対して、・年1回の定期健康診断・ストレスチェックの実施(従業員50人以上の事業場)・職場の快適な環境づくり・過重労働の防止(時間外・休日労働の削減)を実施することを義務付けています。...