


寒い時も、暑い時も、心穏やかに

お釈迦様の誕生を祝う「花まつり」で飲んだり、誕生仏にそそいだりする甘茶(あまちゃ)。その語源は甘露(かんろ)、梵語で「アムリタ」なんですが、何か音写的に無理があるなと思っていたのですが、パーリ語で甘露は「アムタ」なのでこれなら甘茶だと納得。

最古層の仏典であるスッタニパータやダンマパダを読んでいると、禅が伝えてきたものが間違いないものなのだなと強く感じます。

坐禅と坐禅の中休みに、坐禅に伴う足の痺れや眠気を取り除くために立ちあがって歩くことを経行(きんひん)といいます。最古の仏教テキスト「スッタニパータ」にも同様の作法が登場します。約2500年以上は続いていることをしていると思うと心強いです。

9月20日(水曜)は「彼岸の入り」です。大本山總持寺での修行中、秋と春のお彼岸の期間といえば、法要に次ぐ法要で忙しかった思い出があります。

坐禅の邪魔をする5つの障害を乗り越えましょう。貪欲、いかり、心のしずむこと、心のそわそわすること、疑い、この5つの煩悩(五蓋/ごがい)について瑩山禅師は『坐禅用心記』で次のように示します。「五蓋の煩悩皆無明より起る。無明は、己を明らめざるなり。坐禅は是れ、己を明らむる也。」

掲載人物のほとんどは私に繋がる法系上の祖師なのですが、私で92代目ということで、ちょっとずつ修正や追記するだけで随分時間を要します。デジタル血脈の完成はいつになることか??

掲載人物略歴をもっと充実させたいと思っています。略しすぎなのでどんな人物なのか伝わらないかなと感じました。
