生活習慣病

典座教訓の実践/栄養学

高血圧症は、動脈硬化、脳血管疾患、心疾患、腎臓病等を発症させる危険因子になっています。

高血圧症は大きく分けて「本態性高血圧」と「二次性高血圧」とがあります。本態性高血圧:全体の約90%を占める。生活習慣、環境、遺伝が影響して血圧が上昇する。基礎疾患といった、高血圧の原因となる特定の原因は見当たらない。二次性高血圧:腎疾患、甲...
典座教訓の実践/栄養学

体脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があり、男性は男性ホルモンの影響で中年期以降に内臓脂肪がつきやすくなります。女性は皮下脂肪の方がつきやすくなっています。

内臓脂肪が過剰に増えると、血圧、血糖値、中性脂肪が増え、高血圧、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高めてしまいます。肥満の定義、肥満の種類、生活習慣病との関係を把握しておきましょう。肥満の定義としては、体重が重いだけでは正しくありま...
典座教訓の実践/栄養学

脂質異常症は生活習慣病のひとつです。飽和脂肪酸を含む動物脂肪やエネルギーの過剰摂取によって起こります。

脂質異常症を予防するためには、動物脂肪は少なめとし、植物油脂や魚油の摂取を多めにすることがのぞましいです。
典座教訓の実践/栄養学

脂肪には単純脂質・複合脂質・誘導脂質の3種類があり、食品中の脂質の大半は単純脂質です。単純脂質には中性脂肪、ロウなどがあります。

脂肪/脂質とは、炭水化物、たんぱく質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつです。体内でエネルギー源として、あるいは細胞膜を構成する成分や生理活性物質として働きます。生体成分のうち、水に溶けない物質をいい、体内では水分の次に多く含まれています。中...
典座教訓の実践/栄養学

糖尿病では合併症を起こしやすく、三大合併症は糖尿病性網膜症(失明)、糖尿病性腎症、神経障害(壊疽)です。

1型糖尿病は、インスリン自体が不足(絶対的な不足、欠乏)している状態です。自己免疫疾患などにより、若年期に発症することが多く、また絶対的に不足するインスリンの投与が必要です。2型糖尿病は、インスリンは分泌されているが、十分にその効果が発揮さ...
典座教訓の実践/公衆衛生学

「健康日本21」は厚生労働省が2000年に健康寿命の延伸を目的として始められた国民健康づくり運動です。

ここでは、2013年から開始された「健康日本21(第二次)」の内容についてまとめています。国民健康づくり運動である「健康日本21」では平均寿命の延伸と健康格差の解消を目指しています。国民の健康作りの為、自己管理能力の向上、専門家などによる支...
典座教訓の実践/公衆衛生学

適度な身体活動・運動は、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の発症リスクを低減する効果があります。

定期的な運動は、血圧を正常範囲に保ち、血管の柔軟性を高めることができます。また、運動によって血糖値のコントロールが改善され、糖尿病の発症リスクが低減します。
典座教訓の実践/公衆衛生学

「特定健康診査の対象年齢」は「40歳以上74歳まで」( 40歳以上75歳未満)です。

平成20年(2008年)から「高齢者の医療の確保に関する法律」によって、特定健康診査と特定保健指導が始まりました。これにより医療保険者は、40歳以上75歳未満の被保険者・被扶養者に対し、特定健康診査・特定保健指導を実施することが義務付けられ...
典座教訓の実践/公衆衛生学

生活習慣病は「長年にわたる生活習慣のゆがみの蓄積によって発症する疾病」の総称です。生活習慣病には「悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患、動脈硬化、脂質異常症、糖尿病、高血圧症」が含まれます。

生活習慣病は「長年にわたる生活習慣のゆがみの蓄積によって発症する疾病」の総称です。ちなみに、長年の生活習慣が影響して発症することから、以前は「成人病」と呼ばれていました。習慣的な食塩の過剰摂取は血圧を上昇させ、高血圧症を招きます。また、高血...