感染

典座教訓の実践/公衆衛生学

腸管出血性大腸菌

腸管出血性大腸菌・第3類感染症である。・診断した医師は直ぐに、保健所に届け出ることが義務づけられている。・ベロ毒素を作る。・取り込んだ菌の数が少なくても発症する。・酸に強く、熱に弱い(胃酸では死なずに腸まで届く)。・2~9日程の潜伏期間の後...
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3類感染症に指定されているのは、コレラ・赤痢(細菌性赤痢)、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフスです。

典座教訓の実践/公衆衛生学

感染症は3つの発生要因である①感染源、②感染経路、③感受性がそろった場合に引き起こされる疾病です。

公衆衛生学の疾病予防では感染症は病原体が人体に入ることで引き起こされる疾病です。しかし、感染症は必ずしも発病するわけではなく、健康状態や環境状況により変化します。感染症は人から人へ直接もしくは間接的に感染します。主な病原体には、ウイルスやク...
典座教訓の実践/公衆衛生学

コレラの病原体は細菌に属し、間接伝播の経口感染経路で人体に入ることで引き起こされる感染症です。経口感染経路とは汚染された食物や飲料水、もしくは汚染された食器や血液製剤などで感染します。

典座教訓の実践/公衆衛生学

インフルエンザの病原体はウイルスに属し、直接伝播の飛沫や直接感染経路で人体に侵入して引き起こされる感染症です。

飛沫感染経路とは人間によるくしゃみや咳などにより、気管から人体に侵入して感染します。直接感染経路は感染源に直接接触することで引き起こされる感染症です。主に人の手やドアノブ、つり革などを介して感染源に触れることで手にウイルスが付着した状態で口...
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エイズの病原体はウイルスに属し、直接伝播の直接感染経路で引き起こされる感染症です。

直接感染経路とは感染源に直接接触することで感染します。主な感染経路は性行為や血液、母乳などです。
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麻しんの病原体はウイルスに属し、直接と間接伝播の両方の感染経路を持ち、接触や飛沫、空気感染で引き起こされる感染症です。

複数の感染経路を持つ麻しんは人から人へ感染が伝播するため、感染力が非常に強く、免疫を持たない人は、ほぼ確実に発症すると言われています。
典座教訓の実践/公衆衛生学

1類感染症は、1~5類の中でも最も危険性が高い感染症です。1類感染症は極めて危険性の高い感染症で、エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱があります。

エボラ出血熱は致死率が25~90%の危険な感染症で、1類感染症に指定されています。2類感染症は危険性の高い感染症で、急性灰白髄炎、結核、ジフテリア、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、鳥インフルエンザがあります。...
典座教訓の実践/公衆衛生学

感染症は、感染源、感染経路、宿主の3つの要因がそろうことで成立します。

感染症対策によって、要因のうちのどれかを取り除き感染症を予防します。①感染源対策・感染症の原因に近づかない患者の隔離、嘔吐物、排泄物、血液など感染症の原因となる可能性のものに、素手で触らない・感染源を取り除く(熱湯をかける、消毒液につける)...
典座教訓の実践/公衆衛生学

腸チフスの病原体は、腸チフス菌という細菌で、消化器感染する感染症です。潜伏期間は1~3週間、症状は倦怠感・悪寒・発熱・頭痛・食欲不振です。