典座教訓の実践/調理理論 砂糖水溶液は加熱する温度によって状態が変化します。 砂糖液を煮つめ、砂糖の濃度が50%を超えると、沸点が急に上がりだし、90%では124℃にも達します。この間にいろいろな煮つめ温度で加熱をやめて冷ますと、その煮つめ温度により、いろいろな性質の結晶や塊をつくることができます。シロップ:無色透明... 2020.10.16 典座教訓の実践/調理理論
典座教訓の実践/食品衛生学 食品のたんぱく質や糖によって分解され、有用な食品に変質することを「発酵」といいます。 「発酵」とは、酵母やカビなどの食用微生物と食品を組み合わせ、酵素反応を利用して人にとって有益なもの(都合が良いもの)に変えることです。「酸敗」は脂質が酸化により劣化した状態で、有用な変質ではありません。「変敗」は食品中の糖質や脂肪が分解され... 2020.10.15 典座教訓の実践/食品衛生学
典座教訓の実践/栄養学 ビタミンが不足すると欠乏症が起こります。ビタミンB群にはB1・B2・B6・B12・ナイアシン・葉酸があり、それぞれ特性、不足すると出る症状は異なります。 ビタミンB1⇒脚気(かっけ)ナイアシン⇒ペラグラビタミンC⇒壊血病ビタミンA⇒夜盲症ビタミンB12⇒悪性貧血・ビタミンB1は、エネルギー代謝に関与しており、糖質をエネルギーとして消費する役割を持っています。チアミンともいいます。豚肉、胚芽米... 2020.10.14 典座教訓の実践/栄養学
典座教訓の実践/栄養学 食物繊維はヒトの腸内でほとんど分解・吸収されない成分で、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けられ、それぞれ性質が異なります。 水溶性食物繊維・・・血清コレステロール・血糖の上昇抑制作用などがある(グルコマンナン・ペクチンなど)不溶性食物繊維・・・排便を促進する作用がある(リグニン・キチン・セルロースなど)「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、食物繊維の「目... 2020.10.14 典座教訓の実践/栄養学
典座教訓の実践/栄養学 たんぱく質は、筋肉、血液、臓器、皮膚、髪など組織を作る材料に使われる栄養素です。ただし、主要なエネルギー源である糖質や脂質が不足すると、たんぱく質もエネルギー源として使われていきます。 5大栄養素の糖質・たんぱく質・脂質・ミネラル(無機質)・ビタミン類については、それぞれの特徴をおさえておきましょう。どのミネラルも体内ではつくることができず、毎日の食事から摂取する必要があります。また、5大栄養素のうち、熱やエネルギーのもと... 2020.10.14 典座教訓の実践/栄養学
典座教訓の実践/栄養学 人体の構成成分の成人男女の平均的な割合は水分が60~70%、たんぱく質15~20%、脂質13~20%、ミネラル(無機質)5~6%、糖質1%程度です。 たんぱく質は人体に約16%含まれます。また、食事からはエネルギーに対して13~20%の割合で摂取するすることが推奨されています。脂質は人体に約16%含まれます。また、食事からはエネルギーに対して20~30%の割合で摂取するすることが推奨され... 2020.10.14 典座教訓の実践/栄養学
典座教訓の実践/栄養学 グリコーゲンは、生物(動物)の主に肝臓と筋肉に含まれている多糖類で、活動するためのエネルギー源になっています。 「多糖類」は糖1個からなる「単糖」がたくさん結合したものです。グリコーゲンは単糖類のグルコース(ブドウ糖)が結合したものです。必要な時に、グリコーゲンがぶどう糖に分解され、エネルギーとなります。また、肝臓にあるグリコーゲンは、血糖維持の役割... 2020.10.14 典座教訓の実践/栄養学
典座教訓の実践/栄養学 炭水化物のうち、ショ糖やでん粉といった糖質は、体内で1g当たり4kcalのエネルギーを発生します。 ・炭水化物 4kcal/g・たんぱく質 4kcal/g・脂質 9kcal/g 2020.10.14 典座教訓の実践/栄養学
典座教訓の実践/栄養学 糖尿病では合併症を起こしやすく、三大合併症は糖尿病性網膜症(失明)、糖尿病性腎症、神経障害(壊疽)です。 1型糖尿病は、インスリン自体が不足(絶対的な不足、欠乏)している状態です。自己免疫疾患などにより、若年期に発症することが多く、また絶対的に不足するインスリンの投与が必要です。2型糖尿病は、インスリンは分泌されているが、十分にその効果が発揮さ... 2020.10.14 典座教訓の実践/栄養学