旅行中、バスで見るのは幹線道路からの景色で、表面しか見えません
当時の学校の建物はわらぶき屋根でした。6月、7月は大雨なんです。勉強なんかできません。5月、6月は猛暑です。このようなことで勉強を中断させたくない。まず、校舎を作らなければいけないと思ったんです。旅行中、バスで見るのは幹線道路からの景色で、表面しか見えませんが、幹線道路から離れて集落に入っていきますと、たくさんの集落があって何百、何千という子どもたちがいます。そういうところに学校をつくっているのは、政府ではなくて、村人たちです。お金がないから竹の柱、わらぶき屋根、窓もありません。私たちの建てた校舎は、資料にあるように4教室です。以前は、郵政省のボランティア貯金というのがありまして、利息の一部を...