祥雲寺西国観音霊場の観音像は、先代裕之和尚が発願し真岡の石工綱川一氏によって昭和56年から58年にかけて刻まれたものです。先代が遷化した昭和62年当時は本堂の周りに並んで置いてありました。これを墓地以外の境内全域に安置することとし、魂のこもったものとするために平成元年から4年にかけて西国観音霊場を巡礼しました。
各々の霊場の雰囲気を少しでも写し取った形で安置したいものと考え、金野石屋さんと栃木造園の佐藤さんに巡礼団に加わっていただきました。全て安置し終わっての完成式は平成5年5月、先代住職の7回忌に行いました。
本堂の西側、3番観音から石段を登ったところに聳える十三重多層塔はその時に大雄山最乗寺山主余語翠厳老師(後の大本山總持寺副貫主)によって点眼された報恩塔です。(リンク先より)