阪神淡路大震災は兵庫県南部で1995年(平成7年)1月17日5時46分に起きました。お師匠(水野梅秀)さんはその当時、宝塚市仏教会の会長をしていました。宝塚市というのはまさに兵庫県南部ですから、お師匠さんのお寺も倒壊は免れたものの本堂の柱が傾き、余震でいつ倒れるか・・・という状態でした。自分のお寺も心配だったとは思いますが、仏教会長を任されているという自覚から、原付バイクで宝塚市内の全てのお寺の状況を確認するために東奔西走しました。
活断層が走る向きであったり、地盤であったり、それらの状況によってお寺を含む建物は全壊していたり、半壊していたり、傾いていたり、何とも被害がなかったり、いずれにしても大震災が起こることによって日常は崩れていったのでした。