buddhism

典座教訓の実践/調理理論

香辛料について

香辛料は、独自の芳香や辛味を持ち、「スパイス」とも呼ばれています。香辛料は、辛味や香味を持ち、料理に芳香や風味、色を付け、食材のくさみをとる目的で使われ、食欲を増進させます。・辛味をつけるもの・・・コショウ(ペッパー)、唐辛子、わさび、さん...
典座教訓の実践/調理理論

熱の伝わり方の方法と伝熱形式及び調理法の組み合わせ

熱の伝わり方には「伝導伝熱」「対流伝熱」「放射伝熱」があります。・伝導伝熱鍋やフライパンに食品を接触させ、高温である鍋やフライパンの熱が、低温である食品の表面から徐々に内部に伝わっていく状態です。(鉄板上で食材を加熱 ―― 伝導伝熱 ―― ...
典座教訓の実践/調理理論

茶碗蒸しについて

・卵とだし汁の割合は、1対3が基本です。・だしは冷ましてから卵と合わせます。だしが熱いと卵が固まってしまいます。・茶碗蒸しの塩分濃度は0.5%~0.7%です。 ちなみに、食塩には卵の凝固を促進させる作用があります。・すが立たないようにするに...
典座教訓の実践/調理理論

小麦粉菓子類の生地に関する記述

・「クッキー」生地の焼き色は、アミノカルボニル反応によって褐変したものです。アミノカルボニル反応(メイラード反応)は、たんぱく質やアミノ酸、ブドウ糖や麦芽糖などの糖類を一緒に加熱した時に起こる現象です。焼き菓子、かば焼き、しょうゆの褐色は、...
典座教訓の実践/調理理論

食品の洗浄について

食品の洗浄は有害物を取り除き、見た目をきれいにして味を良くするために必要に応じて行います。洗浄方法は流し洗い、もみ洗い、こすり洗い、振り洗い、撹拌洗いなどがあり、必要であればタワシやスポンジ、洗米機などを使います。・魚の切り身は基本的に洗わ...
典座教訓の実践/調理理論

紅茶の調理特性について

・紅茶に含まれる「テアフラビン」という色素は、酸性に傾くと無色になる特性を持っています。レモンを入れると、レモンに含まれるクエン酸に反応し、紅茶の色が薄くなります。・紅茶のクリームダウンは、アイスティーを作る時にみられる現象です。熱い紅茶を...
典座教訓の実践/調理理論

オーブン(天火)の調理特性について

オーブン(天火)は、天板からの伝導熱、庫内の壁面からの放射熱、熱せされた空気の対流放熱によって、食品を動かさなくても全体を加熱することができます。オーブンには、庫内の空気をかくはんしない「自然対流式オーブン」と、ファンで空気をかくはんさせる...
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チーズの調理について

チーズの種類には大きく分けて「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」があります。・ナチュラルチーズは、牛乳に酵素などを加えて凝固させ、ホエイ(乳清)の一部を除去したもので加熱処理していないもの。ナチュラルチーズは加熱処理されていないので、乳...
食品

たけのこ

・たけのこはそのままだとえぐみが非常に強く、ゆでてアクを抜く必要があります。たけのこをゆでる時は、えぐみの元になるアク(シュウ酸)を除去するため、ゆで水に糠(ぬか)や米のとぎ汁を加えます。糠や米のとぎ汁はシュウ酸を溶出して吸着しアクを除去し...
典座教訓の実践/調理理論

蒸し物について

・蒸し物は、煮物よりも栄養素の損失が少ないとされています。蒸し物は直接水に触れずに調理されるため、栄養素が水溶性であっても流出しにくい傾向があります。調理方法や具体的な食材によって損失の程度は異なります。・蒸し物は、湯が沸騰し、蒸気が立って...