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典座教訓の実践/栄養学

新生児は、体内の水分重量の割合が80%あります。しかし、年齢が上がると水分重量の占める割合は徐々に減少していき、高齢者になると50%程度になります。生物の体を構成しているのは、水分と5大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミン類)です。

体水分量の1~2%を失うと喉の渇きをおぼえるようになり、5%で頭痛、10%でけいれんが起こります。また、20%の水分量を失うと死に至ります。体重に占める水分重量の割合(%)は、新生児が最も多く、年齢が上がると共に減少していきます。人は加齢に...
典座教訓の実践/栄養学

緑黄色野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれており、特にビタミンAやカロテノイドなどが注目されます。これらの栄養素は皮膚や粘膜の保護に役立ちます。

典座教訓の実践/栄養学

脂質異常症は生活習慣病のひとつです。飽和脂肪酸を含む動物脂肪やエネルギーの過剰摂取によって起こります。

脂質異常症を予防するためには、動物脂肪は少なめとし、植物油脂や魚油の摂取を多めにすることがのぞましいです。
典座教訓の実践/栄養学

ミネラル(無機質)には、主にカルシウム、亜鉛、セレン、リン、カリウム、イオウ、ナトリウム、塩素、マグネシウム、鉄、銅、ヨウ素などがあります。

生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの総称をミネラル(無機質)といいます。ミネラルは体内で合成できないため食物として摂る必要があります。不足した場合は欠乏症やさまざまな不調が発生しますが、摂りすぎた場合にも過剰症や...
典座教訓の実践/栄養学

亜鉛が欠乏すると味覚障害や脱毛、貧血、口内炎などを引き起こす可能性があります。亜鉛は牡蠣やあわび、たらばがに、豚レバー、牛肉、卵などに多く含まれています。

典座教訓の実践/栄養学

幼児期における間食の割合は、総エネルギーの5〜10%程度が望ましいとされています。間食は栄養補給の機会であり、健康な食習慣を形成するために大切ですが、過度に摂取すると主食や副食からの栄養バランスが崩れる可能性があります。

典座教訓の実践/栄養学

思春期の女子においては、月経による血液の損失や急激な成長による代謝の増加などの要因から、鉄の需要が増加します。

特に、月経による鉄の損失は重要な要因です。鉄は血液中のヘモグロビンやミオグロビンの構成要素であり、酸素の運搬や貯蔵に重要な役割を果たします。鉄の不足は貧血などの健康問題を引き起こす可能性があります。
典座教訓の実践/栄養学

不飽和脂肪酸を多く含む油脂は、常温で液体であることが一般的です。これは、不飽和脂肪酸が分子間の相互作用を妨げ、油脂の流動性を高めるためです。

飽和脂肪酸は不飽和脂肪酸よりも酸化しにくい性質を持っています。これは、飽和脂肪酸の分子構造が不飽和脂肪酸よりも安定しているためです。飽和脂肪酸には必須脂肪酸が含まれていません。必須脂肪酸は、人間の体内で合成されないため、食事から摂取する必要...
典座教訓の実践/栄養学

海藻類にはヨウ素が多く含まれています。

典座教訓の実践/栄養学

脂溶性ビタミンは、油脂と一緒に摂取することで吸収率が向上するので、油脂の多い食事を摂取することで、脂溶性ビタミンの吸収率が高まります。実際に、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)は脂肪の存在に依存しています。

脂溶性ビタミンは、過剰摂取された場合に体内に蓄積される可能性があります。特に、ビタミンAやビタミンDの過剰摂取は、肝臓や脂肪組織などに蓄積されることが知られています。しかし、長期間にわたって過剰な脂溶性ビタミンを摂取すると、中毒症状が引き起...