buddhism

典座教訓の実践/栄養学

私たちの体はたんぱく質で作られています。私たちは体内でアミノ酸や体たんぱく質を作るため、栄養バランスのとれた食事をする必要があります。

食品に含まれる食品たんぱく質、体の組織を構成する体たんぱく質は20種類のアミノ酸で構成されます。そして、アミノ酸には体内で合成できるものとできないものがあります。非必須(可決)アミノ酸⇒ 11種類。体内で合成できる必須(非可決)アミノ酸⇒ ...
典座教訓の実践/栄養学

体脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があり、男性は男性ホルモンの影響で中年期以降に内臓脂肪がつきやすくなります。女性は皮下脂肪の方がつきやすくなっています。

内臓脂肪が過剰に増えると、血圧、血糖値、中性脂肪が増え、高血圧、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高めてしまいます。肥満の定義、肥満の種類、生活習慣病との関係を把握しておきましょう。肥満の定義としては、体重が重いだけでは正しくありま...
典座教訓の実践/栄養学

消化液には唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液などがあり、たんぱく質、炭水化物、脂肪を分解して小さな分子にし、消化・吸収しやすい形にしています。

唾液には、でんぷんの分解酵素が含まれています。唾液には、プチアリン(唾液アミラーゼ)という消化酵素が含まれ、多糖類のでんぷんを二糖類の麦芽糖(マルトース)に分解しています。胆汁(たんじゅう)は、肝臓で作られて胆のうに貯蔵されている分泌液です...
典座教訓の実践/栄養学

思春期の女子においては、月経による血液の損失や急激な成長による代謝の増加などの要因から、鉄の需要が増加します。

特に、月経による鉄の損失は重要な要因です。鉄は血液中のヘモグロビンやミオグロビンの構成要素であり、酸素の運搬や貯蔵に重要な役割を果たします。鉄の不足は貧血などの健康問題を引き起こす可能性があります。
典座教訓の実践/栄養学

思春期は成長が最も著しい時期の一つであり、身体的な変化や発育が急速に進む時期です。

この時期には、体格の変化やホルモンの分泌の増加により、エネルギーと栄養素の需要が高まります。特に、たんぱく質、カルシウム、鉄、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要とされます。思春期の適切な栄養摂取は、健康な発育や成長、免疫機能の維持に重要で...
典座教訓の実践/栄養学

学童期は成長が緩やかになり、個々の食事の好みや習慣が形成される時期です。この時期には、偏食の癖が容易に形成される傾向があります。

また、個食、孤食、欠食などの習慣が定着しやすくなります。これらの習慣が長期間続くと、栄養バランスが乱れたり、健康への影響が出る可能性があります。個食:家族と一緒に食事をすることを避けること孤食:孤立した状況で食事を摂ること欠食:必要な栄養が...
典座教訓の実践/栄養学

幼児期における間食の割合は、総エネルギーの5〜10%程度が望ましいとされています。間食は栄養補給の機会であり、健康な食習慣を形成するために大切ですが、過度に摂取すると主食や副食からの栄養バランスが崩れる可能性があります。

典座教訓の実践/栄養学

高血圧症は、動脈硬化、脳血管疾患、心疾患、腎臓病等を発症させる危険因子になっています。

高血圧症は大きく分けて「本態性高血圧」と「二次性高血圧」とがあります。本態性高血圧:全体の約90%を占める。生活習慣、環境、遺伝が影響して血圧が上昇する。基礎疾患といった、高血圧の原因となる特定の原因は見当たらない。二次性高血圧:腎疾患、甲...
典座教訓の実践/栄養学

ヨウ素が欠乏すると甲状腺ホルモンの生成不足により精神発達の遅滞、甲状腺機能低下症などを引き起こす可能性があります。ヨウ素は昆布やひじきなどの海藻類に多く含まれています。

典座教訓の実践/栄養学

鉄欠乏性貧血症は、食事による鉄分の摂取不足、出血による鉄分の損失などが原因で起こります。

鉄欠乏性貧血症はエネルギー、たんぱく質の摂取を多くし、緑茶やコーヒーを飲み過ぎないようにします。鉄欠乏性貧血症を予防するには、鉄分を不足しないように摂取すると共に、血液を作るたんぱく質、エネルギー、各種ミネラル、ビタミン類を十分に摂取するこ...