
buddhism


「その場所その場所が正念場なんです。自分の願いが満たされなくても大したことはありません。大いなるいのちにお任せすればよいのです。」(水野梅秀)

「ひと足ひと足行けるような、ゆったりした歩みが欲しいものだと思いながら、みんなできずに苦労しているのはお互いさまです。」(余語翠巌)

「生まれてから死ぬまで、いのちはひとつだ。嘘も本物もありゃせん。余命も本命もないんですよ。天地法界のいのちを受けて、自分が今ここに生きておるんです。なんにも思うことはない。」(余語翠巌)

「すべてのものごとを統一しようとすることは真実に反するのではないか。てんでばらばらでよいことであって、いつの時代も一つにしようと努力することがあっても、一つも成功していないようである。それは真実に反するからである。」(余語翠巌)

典座教訓の実践として、台所に立った良い経験の一つとしては、師匠の三度三度の食事を準備していた数年間です。お寺に住み込みで内弟子として修行していた頃ですね。1対1なので、こちらとしては真剣勝負です。師匠の好みが分かり、料理のローテーションが出来てからは比較的楽にはなりましたが、師匠も大変だったと思います。

典座教訓の実践として、調理する人が知っておかなければいけない知識をまとめています。公的な資格としては調理師がありますが、典座=調理師ではないものの、現代の調理に欠かせない知識です。

師匠の命日
8月9日は師匠の命日です。私がインドに3年間の予定で移住した一週間後に亡くなりました。その滞在中にインド・クシナガラにも記念碑(お墓)が建てられ、お盆にはその場所へお墓参りにも行きました。大酒飲みで、大ぼら吹きで、ケチで、それでも何か憎めな...

「どの一歩もゆるがせにできないものです。全生涯を通じてそういうことです。」(余語翠巌)

尊敬する人をもつ
先日、尊敬する人をもつ(円覚寺/管長のページ/2024.06.22付)の本文中に大師匠の『従容録』が引用されていました。本文の主意については栄西禅師の事で、道元禅師と栄西禅師との関りがどのようであったかを引用して下さっています。「人間が本来...