水野梅秀

この子たちにもっと良いものをあげよう。それは教育だ

インドの人に、「インドにカーストはありますか」と聞くと、必ず「昔、あったけれども今はありません。田舎には残っています」という答えが返ってきます。しかし、現在でもカースト制によって職業が決められています。職業によって階級差別がありますが、我々...
水野梅秀

人間の幸せはどこにあるか。貧困だから不幸せだとは思えません

インドというと、金持ちと貧困者が多い国だと思われるでしょうが、私はインドで金持ちに接する機会がありません。特に農村においては貧困な家庭がいっぱいありますが、子どもたちの顔をみていると決して不幸な顔をしておりません。生き生きしています。インド...
水野梅秀

苦しい者が立ち上がってこそ、平等、差別がなくなる

私は11歳から禅寺に弟子入りをして、そこで師匠から教えられたこと、そしてインドに何回も行き、会報に書いた通り、釈尊に対して何か恩返しをしなくてはいけないということで始めたのがこのインドマイトリの会です。私はインドに行くたびに、大勢の子どもた...
水野梅秀

ご恩を釈尊の聖地の子どもたちにお返しできないかと始めた活動

私もまもなく80才で、兵庫県へ来てから40年たっております。この服装はあまり日本の坊さんは着ていませんが、東南アジアなどでは、お坊さんはキャーシャ色という、こういう色(だいだい色)の袈裟を着ています。私もインドに行く時はいつもこの服装でいき...
余語翠巌

去来のまま

『去来のまま』(余語翠巌著)をヤフオクで購入。まだ届いていませんが。「きょらいのまま」と読みます。刊行年は昭和57年ということで本は古くとも中身は新鮮です。本の内容を生かすも殺すも読者次第ということでしょう。20年くらい前に読んで、お師匠さ...
水野梅秀

随聞記

内弟子生活をしている時は毎朝休みなく朝課(朝のお経)を水野梅秀師匠と2人で行っていました。大本山の總持寺や永平寺では5時や6時に始まるような行事ですが、境内は住宅地から程近いということもあり、7時開始です。お経を始める前に、整理整頓をしてロ...
余語翠巌

大師匠の本を集め出すの段

大師匠である余語翠巌老子の本は内弟子時代から副住職時代までは、当たり前のように本棚に全て並んでいて、なんなら贈呈用の本までストックされていたものだから、贅沢なことながらいつでも読めた。一般向けの法話を本にしたようなものは読みやすいけれど、難...
水野梅秀

鏡餅と寿餅と献餅と

子どもの頃は年末に家で機械を使いお餅つきをするのが楽しみでした。餅つきをする前の日から大きな入れ物にもち米と水を入れて準備しておき、翌日に機械で何度も餅をついていきます。白い丸餅、餡子を入れた餅、角餅、そして、仏壇用の鏡餅。生家には浄土宗の...
余語翠巌

年末年始

お寺の年末年始というのはとても忙しくお師匠さん(水野梅秀)曰く「お寺の大晦日は12月30日」とよく言っていました。もちろん、大晦日は12月31日ですが、30日までに新年を迎える準備をしておいて、お寺に住んでいる者は30日に年越し気分を味わい...
水野梅秀

謹賀新年

「新年おめでとう」お師匠さん(水野梅秀)の奥さんは1998年8月17日にお亡くなりになられました。「妻が亡くなってね・・・」という連絡があったことで私との縁が再びつながり得度することになったので、私がこうしてお坊さんになったのは奥さんのお陰...