つぶやき

「これはきれいな花だ、こっちはじゃまな雑草だというけれど、これは人間の都合の話。良い悪いと順番をつけるのは人間の都合であって、この世にものがあるということは、人間に都合が良いためにばかりあるんじゃないんですよ。」(水野梅秀)

つぶやき

「その場所その場所が正念場なんです。自分の願いが満たされなくても大したことはありません。大いなるいのちにお任せすればよいのです。」(水野梅秀)

つぶやき

「ひと足ひと足行けるような、ゆったりした歩みが欲しいものだと思いながら、みんなできずに苦労しているのはお互いさまです。」(余語翠巌)

つぶやき

「生まれてから死ぬまで、いのちはひとつだ。嘘も本物もありゃせん。余命も本命もないんですよ。天地法界のいのちを受けて、自分が今ここに生きておるんです。なんにも思うことはない。」(余語翠巌)

つぶやき

「すべてのものごとを統一しようとすることは真実に反するのではないか。てんでばらばらでよいことであって、いつの時代も一つにしようと努力することがあっても、一つも成功していないようである。それは真実に反するからである。」(余語翠巌)

つぶやき

典座教訓の実践として、台所に立った良い経験の一つとしては、師匠の三度三度の食事を準備していた数年間です。お寺に住み込みで内弟子として修行していた頃ですね。1対1なので、こちらとしては真剣勝負です。師匠の好みが分かり、料理のローテーションが出来てからは比較的楽にはなりましたが、師匠も大変だったと思います。

つぶやき

典座教訓の実践として、調理する人が知っておかなければいけない知識をまとめています。公的な資格としては調理師がありますが、典座=調理師ではないものの、現代の調理に欠かせない知識です。

つぶやき

「どの一歩もゆるがせにできないものです。全生涯を通じてそういうことです。」(余語翠巌)

余語翠巌

尊敬する人をもつ

先日、尊敬する人をもつ(円覚寺/管長のページ/2024.06.22付)の本文中に大師匠の『従容録』が引用されていました。本文の主意については栄西禅師の事で、道元禅師と栄西禅師との関りがどのようであったかを引用して下さっています。「人間が本来...
水野梅秀

「大漁」の詩を引用した法話

朝焼小焼だ大漁だ大羽鰮の大漁だ。浜はまつりのようだけど海のなかでは何万の鰮のとむらいするだろう。この詩は師匠の法事によく登場しました。師匠は勉強家で法話や講演会で話す内容は、常に構成を練り直して、より良いものにしようとする人でした。それでも...